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5月6日、西上州の毛無岩にYさんと二人で行って来ました。この山、調べて見るとルートが不明瞭で上級者向けとありました。連休中の日曜日だと言うのに、人っ子一人、出会いませんでした。
登り始めて見ると、先ず落ち葉が深く積もっていることに驚かされました。深いところでは膝近くまで積もっていて、ほとんど踏み跡を辿ることは困難な有様です。所どころにリボンやテープを見掛けましたが、肝心のところには有りませんでした。ともかく、GPS と地図とで現在位置と目標を確認し、軌道修正を繰り返しながら登りました。キツイ急登だけではありません、岩が秩父古成層の堆積岩であるため脆く、岩壁をトラバースする箇所ではホールドした岩がブロック状に剥がれ危機一髪でした。また、岩稜帯の痩せ尾根は左右とも急峻な崖となり、落ちれば一貫の終わりと思われるほどでした。
今回は、GPS が無かったら撤退せざるを得ないような場面が何度かあったように思います。ともかく、久し振りに緊張の連続でしたので、その分充実感と満足感を覚えました。そんな厳しい山行でしたが、稜線を吹く涼やかな風と満開のアカヤシオが疲れを忘れさせてくれました。また「毛無岩」の天辺で、coffeeで乾杯し、端午節句にちなんで持参した「柏餅」を美味しく頂きました。
最後にこの山に入山を計画する方にひと言・・・、事前にルートを良く研究し、必ず経験者と一緒に入山することをお薦め致します。
元木 記
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途中の岩峰から「毛無岩」を望む |
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4/21に、八王子城跡から堂所山を経て陣馬山までトレーニング登山しました。ピークの数はざっと14。チャレンジコースにいざ出発。
管理棟の脇を抜け、うっそうとした北斜面の参道に入る。八王子神社を過ぎて富士見台へ。 城山(本丸跡)、井戸、詰城(つめのしろ)とかってここに山城のあった形跡が残る。井戸は今もポンプの取っ手を押せば冷たい水が勢いよくあふれる。
富士見台では、富士山を望むことができた。頂上だけがふんわりと浮かんでみえる、幻想的な眺めである。
他に人影はなく、トレランの人がときおり現れて走り去る。ピークが幾つも連なっているので登っては下り、下っては登りが延々と続く。暑さを心配したが尾根では風が心地よい。
新緑の季節。桜は終わったけれども、桜の木の下を通過するときは、名残のうす紅の花びらが登山道を覆っている。ヤマツツジのオレンジ。足元に咲くスミレ、シャガ。キジムシロ。楽しみながらひたすら歩いて堂所山。このあたりから急に登山者が増える。
明王峠から陣馬山へは緩やかな登りで到達。頂上は見晴らしがよく、鯉のぼりが泳いでいる。ここからは一ノ尾尾根を和田へと下山した。途中の斜面には、二リンソウが咲いていた。風に揺れる白い花の群れである。
青野 記 写真-元木
| 富士見台から 幻想的な「富士」 |
| 登山道いちめんに 桜の花びらが・・・ |
| 黒ドッケです。 急登を登ってきました・・・。 |
| 堂所山山頂に到着 ここまで5時間半・・・ ずいぶんと立派な標識ですねぇ |
| 二リンソウが咲いていました |
(コースタイム)
高尾駅7:15⇒7;25八王子城跡→管理棟前7:40→城山8:15→富士見台9:00→狐塚峠10:00→黒ドッケ10:45→11:25三本松山12:00→堂所山13:00→13:30明王峠13:50→陣馬山14:40→和田バス停15:42⇒16:00藤野駅
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4月8日に新年度第1号の★山行として、毛無山~雨ヶ岳を縦走してきました。河口湖ICを降りると周辺はサクラが満開。ほぼ予定通りに朝霧高原麓登山口を出発する。ここから不動の滝を経て毛無山に向かったが、最初から急登につぐ急登、途中岩場もあり、みな息を切らせてあえぎながら登る。12時少し前に毛無山頂に着く。真正面にどんと聳える雄大な富士山を眺めながら昼食にする。
午後からは、右に富士山を見ながら、毛無山最高点、大見岳、タカデッキ、雨ヶ岳と気持ちよい稜線を進む。雨ヶ岳で中休止した後、端足峠(ハシタ)を目指して長い下りを降りる。登山道の途中から見える本栖湖は絵のような美しさであった。端足峠にはほぼ予定通りの時間に着いたが、参加者の疲労状況を考慮し、竜ヶ岳を越えることを断念し、予め計画しておいたショートカットコースから本栖湖畔に下りることにした。
終日、雄大な富士山の眺望を楽しみながら歩くことが出来たことは、これまでの経験には無かったように思う。今回は参加者が20名と言うこともあり、色々とありましたが、メンバー同士が助け合って、無事に山行を終えることができ、団体行動の難しさや大切さについて学んで頂けたものと確信している・・・!
元木 記
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毛無山山頂で 富士山をバックに |
| 朝霧高原麓登山口で この後、2パーティーに別れ毛無山を目指し、 出発 |
| 登り始めから、いきなり急登の連続 登山道は木の根や露岩が多く・・・、疲労との闘いだ! |
| 約3時間半の苦しい登りが終わり、毛無山の山頂に立つ。 真正面に雄大な富士の展望が拡がる山頂で、思い思いに昼食をとる。 |
| 昼食後に集合写真を撮り、雨ヶ岳に向けて出発する。 右手に富士を見ながら、毛無山の登りほどキツくはないが、アップダウンを繰り返しながら稜線を歩く。 |
| タカデッキを経て、雨ヶ岳に到着する。 相変わらず、富士が優美な姿を見せてくれている。 手作りの山名板が山の雰囲気に良く合っている。 参加者曰く、「こんなに素晴らしい富士山はなかなか見られませんね。」 |
| 雨ヶ岳山頂で会旗を掲げて集合写真を撮る。 ここまで来ると他に登山者も無く、苦労してカメラを立ち木に固定して撮影した。 富士山は右側になる。 |
| 雨ヶ岳山頂で中休止をとった後、端足峠に向け、 疲れた足に鞭打ち、雨ヶ岳を後にする。 |
| しばらく急な下りが続くと、やがて樹間から本栖湖の濃いブルーの湖面がちらちらと見えてくる。 思ったより小さく見える・・・! |
| 雨ヶ岳から端足峠まで、500mの標高差を一気に下る。 疲れた足には相当に厳しいが、誰も滑ったり、躓いたりすることも無く、予定時刻に端足峠に到着した。 |
| 端足峠付近から見る竜ヶ岳 登りに1時間、本栖湖キャンプ場までの下りが1時間半・・・、 疲れた足には相当に厳しい! 参加者の疲労の度合いを見て、ショーットカットコースから下山することに決める。 |
| 本栖湖の湖畔周回道路の土手に咲いていた水仙をアップに、本栖湖の湖面と富士山を写す。 今回は終日富士山を眺めることが出来、どれほど心癒されたことか・・・。 感謝感謝である! |
[コースタイム]
朝霧高原麓登山口8:30→9:10不動の滝見晴台→10:15五合目→11:40稜線分岐→11:55毛無山
(昼食)12:30→12:45大見山→13:30タカデッキ→14:20雨ヶ岳→15:35端足峠→
16:30本栖湖駐車場
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