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黒部ダムから剱岳東面(裏剱)の紅葉を訪ねて

2017年10月7~9日 秋たけなわの3連休。いつか行きたいと想っていた黒部の裏剱を訪ねることができました。今年は雨が多く入山日予想していた降雪はなく小雨のなか、未だいる虫に悩まされながら標準タイムより3時間プラスとなったが、雪渓の残る真砂沢ロッジにびっしょりで到着。乾燥室のある小屋の有りがたさが心から伝わります。ツェルトの鷲林もガスコンロ焚いてホッとひといき。でも雨は明け方3時まで降ってました。2日目、快晴。残念ですが2名は小屋番となり5名で紅葉狩りに出発。日本に現存する3氷河のうち三ノ窓と小窓氷河の絶景を楽しみながら池ノ平小屋へ。小一時間しばし贅沢な時間を過ごす。帰路、仙人池を往復、八ツ峰が水面に写る光景を瞼に焼き付ける。誰も居なければ泣いてるだろう。途中、二股で星さん占部さんと邂逅。池ノ平まで登る2人とエールを交わす。3日目も快晴。名残り惜しいが下山だ。枯葉の舞う谷の向こうに白馬からの山並みが続いている。しばし景色を堪能するが帰りのバスの時間が迫ってきた。予定のトロリーバスに乗れなかったが、なんとか入浴できて予約した登山バスに間に合った。バスは中央道を回避して軽井沢まわりで新宿に遅れて到着。お疲れ様でした。今回は7人パーティなのでコースタイムがプラスされることを考慮出来ずにメンバーに心配お掛けしてしまい申し訳ありませんでした。これに懲りずにまた行きましょう。                                                                                                                鷲林 記

 ↑池ノ平小屋への道すがら 平の池と剱岳東面の八ツ峰 (剱本峰は遠くて見えません)

コースタイム

10/6 新宿西口都庁駐車場 23:00発 毎日アルペン号白馬線⇒

10/7 ⇒4:30着 扇沢駅トロリーバス 6:30⇒6:46黒部ダム7:00→黒部川渡渉7:50→8:10内蔵助谷出合→11:50内蔵助平→ハシゴ谷乗越14:40→16:50真砂沢ロッジ

10/8 真砂沢ロッジ6:50→8:10二股吊橋→10:05仙人峠10:20 →11:10池ノ平小屋12:30→13:00仙人峠(仙人池往復)14:00→15:10二股吊橋→16:15真砂沢ロッジ

10/9 真砂沢ロッジ6:50→ハシゴ谷乗越8:50→内蔵助平10:35→黒部川渡渉13:35→黒部ダム14:35発⇒14:51扇沢駅15:00路線バス⇒15:25大町温泉郷(入浴) 16:00アルペン号⇒新宿西口22:15

 ↑小雨の黒部ダムに挨拶して さぁ出発 ↑黒部川 下の廊下を下る
 ↑雨のハシゴ谷乗越 ナナカマドが真っ赤 ↑ハシゴダン乗越から真砂沢へ降る
 
 ↑三ノ沢出合の雪渓を横切って真砂沢ロッジへ ↑お疲れさまぁ~ でも外は雨降り止まず
  
 ↑明け方雨あがる。剱沢からの雪渓末端箇所 ↑二股の吊橋。10/10には雪に備えて撤去予定
  
 ↑仙人峠への道すがら。三ノ窓氷河と小窓氷河 ↑陽射し強く暑い仙人新道は紅葉真っ盛り
 ↑八ツ峰上部のスカイライン。クライマーの領域 ↑憧れの岩場を拡大
 ↑池ノ平小屋の前でトカゲする ↑平の池
 
 ↑平の池 高層湿原 ↑仙人峠から望む仙人ヒュッテ向こうの山並み
  
 ↑仙人池に映る八ツ峰 ↑絶景を堪能して戻ります
  
 ↑二股吊橋手前でこれから登る星さん占部さんとエールを交わす ↑南股出合付近の鎖場をへつる
 ↑真砂沢ロッジは石垣で雪から守られています ↑下山開始
 ↑八ツ峰三ノ沢末端を渡渉 ↑ハシゴ谷乗越手前の北面から振り返る八ツ峰マイナーピークが高い
 ↑ハシゴ谷乗越北面の梯子を昇る ↑乗越過ぎて内蔵助平の広さに感嘆
  ↑内蔵助平の橋も外されます  ↑鉄梯子
  ↑難所は順番待ち  ↑黒部川 下の廊下の左岸の小滝を整備された橋でトラバース

←黒部ダム下を急ぎ足で・・・

トロリーバスの乗車順番待ちも心配だが、大町温泉郷16時発のバスに間に合うかな

三伏峠~荒川三山~赤石岳~椹島へ

 8月11日~14日、3泊4日で三伏峠~荒川三山~赤石岳~椹島まで、南アルプスの核心部を縦走してきました。5人パーティ―の予定であったが、2名が参加できなくなりWさんとIさんの3名で歩いてきました。2013年8月に富山をスタートしてから4年、駿河湾まではまだまだ遠いが、ある程度先が見えてきたように思う。
 この夏は天候が安定せず、雨中の行軍を覚悟して出発したが、8/11と8/12の午後3時過ぎにスコールに見舞われた以外は、青空が顔を覗かせるほどの好天に恵まれ、順調に歩を進めることが出来た。天候不順が幸いしてか、どこのお花畑も可憐な花達がいっぱいで・・・、疲れを忘れさせてくれた。
 中岳の避難小屋では滑落事故の一報が無線で入り、その後の救助活動などが逐一無線で入り、緊迫した雰囲気であった。小屋の管理人さんは一人二役・・・、避難小屋の厳しい現実を目の当たり出来た一夜であった。

by motoki

IMG_2287夜明け前の悪沢岳山頂から
 荒川三山 悪沢岳から望む夜明け
IMG_2222

8月11日 14:20鳥倉登山口を出発
天候はまずまずだ・・・!
「では、行って来ます~」

IMG_2234富士を望尾む烏帽子岳山頂に着く
後方は塩見岳
昨年、甲斐駒から仙塩尾根を歩いたのが懐かしい。
遠く富士山を見ることが出来た!
IMG_2247小河内岳へ小河内岳へハイマツ帯を行く
眼を凝らすと、小河内岳の山頂近くに避難小屋が見える
IMG_2257小河内岳山頂小河内岳山頂で
バックは荒川三山
雲が何処からか沸き立つ・・・
IMG_23038月13日
中岳避難小屋を3:50に出発、悪沢岳でご来光を拝んでから、小屋で朝食を摂り‘出発’
今日も晴天だ・・・!
12荒川岳から南面に赤石岳を臨む荒川岳南面のお花畑から
赤石岳を望む
IMG_2326最終ピーク「赤石岳」12:04
赤石岳山頂に着いたぞ!
IMG_2364赤石岳8月14日 朝
赤石小屋から望む赤石岳の雄姿
IMG_2374第7弾で行く聖と兎赤石小屋上の三角点(2,564m)から
第7弾で歩く予定の山々の稜線を望む
右から、小兎岳・兎岳・聖岳・前聖岳・遠くに上河内岳が見える。
IMG_2380椹島に着きました

長い鉄製階段を一歩一歩踏みしめ・・・、
10:44 椹島登山口に無事到着!
「ハイタッチ」で締める

IMG_2383-001

第6弾の成功を祝し、「カンパイ~」
椹島ロッジ前のテントで

今回、出迎えてくれた可憐な花達

三伏ガレのお花畑

三伏ガレのお花畑

前小河内付近の花

前小河内付近の花

 
小河内~高山裏お花畑

板屋岳のガレ場から西側を望む

 
チシマギキョウ(高山裏避難小屋~中岳)

チシマギキョウ 中岳の登りで

荒川東岳から中岳へのお花畑

荒川岳お花畑

 
水場付近のお花畑を下る

水場付近のお花畑を下る

 
赤石沢2600mタヌキモ科ムシトリスミレ

赤石沢2600mタヌキモ科ムシトリスミレ

コースタイム
8/11  八王子6:35⇒高尾6:42⇒伊那大島12:10⇒14:00鳥倉登山口14:20→17:05三伏峠小屋
8/12  三伏峠4:50→5:40烏帽子岳→7:15小河内岳→9:25板屋岳→10:40高山裏避難小屋
    (昼食)11:00→11:25水場→12:20小広場→14:55前岳3068m →15:35中岳避難小屋

8/13  中岳避難小屋3:50→4:50東岳(悪沢岳)5:00→5:50中岳避難小屋7:35→8:40荒川小屋9:00→9:40
        大聖寺平→11:30赤石小屋分岐→11:55赤石岳 12:07→12:25分岐(昼食)13:00→13:35水場         
         →14:55富士見平15:10→15:45赤石小屋
8/14  赤石小屋7:20→10:44椹島登山口→10:55椹島ロッジ(昼食)13:00⇒14:00畑薙ダム14:25⇒17:47
        静岡駅17:52⇒20:00八王子

女峰山から小真名子・大真名子へ

5月27~28日 新人の卒業山行、中堅のリーダー研修を目的として、女峰山~小真名子山~大真名子に登ってきました。
1日目は小雨模様の中を1270mの標高差と長い登りに耐え山頂へ!
霧でルート不明瞭なレ場を下り、唐沢避難小屋に到着、早速水汲み、夕餉の支度にかかる。
2日目は天候の回復を祈りながら、再びガレ場を登り返し女峰山へ。帝釈山~小真名子山~大真名子山のルートはアップダウンがきつく、岩稜の登り下りや残雪の踏み抜きなどで体力を消耗する。また、樹林帯では踏み跡が不明瞭な個所も有り、ルートファインディングに神経を使う・・・。
参加者の頑張りとファイトで、条件が厳しいうえ
中身の濃い山行を無事に終えることが出来た。
今回の経験が皆さんの今後の山行にとって、大きな自信につながることを願って止まない・・・・!

元木 記


 大真名子山頂で バックは女峰山(右)と帝釈山(左)
 IMG_1967 小雨の中、霧降高原を出発!
先ず1,445段の階段の洗礼から始まる。
まだ、300段目、20%だ!
 IMG_1975  雨の中、小丸山で早めの昼食をとり、
次のピーク、赤薙山2,020mに到着する。
相変わらず、雨は止まない・・・。
 IMG_1983  女峰山への最後の登り
濡れた岩は滑りやすい・・・、慎重に登る。
この頃、雨は止み、濃いガスに変わる。
 IMG_1987  第一目標の〈女峰山〉2,464mに到着。
相変わらずのガスに、周囲は何も見えない。
早々に山頂を後にして唐沢避難小屋へ向け、濃いガスの中ガレ場を下る。
 IMG_1995  唐沢避難小屋
2階建ての綺麗な避難小屋である。
食事を準備したり、食べたりするテーブルまでしつらえてある。
この日は先客が3名と我々8名、ゆうゆうであった!
 IMG_1998 女峰山への急なガレ場を登り返す。
出発する頃には雨も上がり、徐々にお天気が回復してくる。
「お天気の女神さまに感謝・・・」
 IMG_2022  樹林帯では踏み跡が不明瞭なところもあり、神経を使う。
残雪に足を取られ、抜くのに一苦労・・・・!
体力を消耗する。
IMG_2029 ようやく〈大真名子山〉2,375mに到着。
山頂から見る男体山の雄姿、中禅寺湖が見える。
白根山、皇海山、遠く燧ケ岳も望まれた。
青空が広がり、皆、生気を取り戻す・・・。
 IMG_2036  大真名子を後に志津乗越に下る。
こちらも急な岩稜帯、鎖場あり、ハシゴあり・・・・。
疲れた膝をかばいながら、慎重に下る。
コースタイム
5/27 霧降高原10:10→11:00小丸山11:30(昼食)→12:25赤薙山12:45→13:50奥社跡→15:25一里ヶ曽根
→17:30女峰山17:40→18:20唐沢避難小屋
5/28 唐沢避難小屋6:10→7:25女峰山7:44→8:15帝釈山8:25→9:20富士見峠→10:45小真名子10:59→
11:30鷹の巣11:48→13:13大真名子13:33→15:11志津乗越15:21→17:15光徳17:28⇒18:33東武日光

雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~王岳へ

 12月18日、快晴の空の下、雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳~王岳へ登ってきました。登山口である東入川堰堤広場までは河口湖駅からタクシーで移動、地図読みを全員で行いコンパスを最初に目的地である鬼ヶ岳に合わせて出発しました。雪頭ヶ岳山頂直下で、素晴らしい富士山や南アルプスが、思わず足を止めてシャッターを切りました。鬼ヶ岳山頂にて小休止、このあたりから風が出てきましたが周囲の景色は素晴らしく本当に癒されました。 鬼ヶ岳から王岳までの間はロープ場などもあり少し緊張する場面もありましたが全員慎重に通過しました。鍵掛峠で待望の御昼ご飯、陽だまりの中に腰を下ろし皆で食べるご飯は最高でした。 ここで持参したアイゼンの装着訓練と歩行訓練。先輩の指導を受け装着。その後歩行訓練を行いました。 また所々で自分の位置の同定や、行く先の方向確認など地図読みの技術も習得しました。王岳からの下りはとても長く少し膝にきましたが、全員無事に楽しく戻ってきました。 一日中富士と南アルプスに見守られ素晴らしい山行でした。

矢崎  記

pc181090

登山口からまずは緩やかな林道を行きます。
まだ陽が当たらず、とても寒く皆黙々と先を急ぎました。

 

img_1216まずは最初の目的地である雪頭ヶ岳を目指します。
今回は人数が多かった為、2班に分けて行動。
こちらは山下(日)さんリーダーの1班です。
img_1220山本さん率いる2班。
この辺りでは既に陽も当たりかなり汗が出てきました。
img_1222雪頭ヶ岳直下にくると素晴らしい富士山が、思わず息を飲むような景色。
青い空をバックに輝くような富士の姿に感激。
img_1225顔を右にむけると、南アルプスが、その堂々とした姿を誇らしげに見せていました。
img_1226北岳、間ノ岳。
雪に覆われた白根三山も素晴らしかった。
img_1229鬼ケ岳山頂で小休止。
ここから少し風が強くなりました。
皆で集合写真。
img_1234

鬼ヶ岳から鍵掛峠までは、アップダウンの連続。
またロープ場もあり、慎重に下りました。

img_1239鍵掛峠でも素晴らしい景色。
皆思わずシャッターを押してしまいます。
陽だまりの中でお昼ご飯を頂いた後、アイゼンの装着訓練と歩行訓練を行いました。
img_1245王岳にて最後の集合写真。
今日一日最高の天気と素晴らしい山の仲間に恵まれ、楽しい山行を終了しました。

朝5時52分の八王子発大月行きにて、出発した。顔を合わせ人員確認すると1人足りない。市村さんの顔が見えない。直ぐに確認の電話。山田駅にいるとのこと、、、、 既に電車は発車している。残念ながら市村さんは不参加となった。 大月からの富士急行の電車から素晴らし富士山が右に見えたり左に見えたり。否が応でもテンションあがる。 この山行はハイキングと聞いていたが、かなりきつかった。鬼ヶ岳までの登り、鍵掛峠までのアップダウン、王岳最後のアプローチの急登、初心者にとってはその脚力を試される山行でもあった。途中の地図読みやアイゼン装着訓練、歩行訓練など丁寧に教えて頂き色々勉強になった。

市村さん、今度またご一緒しましょう~!!

 

 

100名山 木曽駒ヶ岳~宝剣岳

10月13日~14日 木曽駒ヶ岳と宝剣岳に行って来ました。
二日間とも無風快晴の天候に恵まれ、初日に岩稜の宝剣岳を登り、木曽駒ヶ岳山頂からは御岳山はじめ360度の展望でした。 
伊那前岳からは、槍ヶ岳、奥穂岳をみながら、稜線万歩を楽しみました。

占部 記

%e7%a5%9e%e7%a4%be%8djpg駒ケ岳神社前にて
%e4%b9%97%e8%b6%8a%e6%b5%84%e5%9c%9f109jpg乗越浄土
%e5%ae%9d%e5%89%a3%e5%b2%b3jpg宝剣岳下部
%e5%ae%9d%e5%89%a3%e5%b2%b3%e5%b1%b1%e9%a0%82%e3%81%ab%e3%81%a6jpg宝剣岳山頂にて
img_0117%e9%a0%82%e4%b8%8ajpg 宝剣岳山頂にて
%e4%b8%ad%e9%96%93%e7%82%b9%e3%81%ab%e3%81%a6jpg中間にて
img_0120%e7%a5%a0%e3%81%ae%e5%89%8d%e3%81%a7祠前で
%e9%a0%82%e4%b8%8ajpg 
%e7%99%be%e5%90%8d%e5%b1%b1%e3%80%80%e6%9c%a8%e6%9b%bd%e9%a7%92%e3%81%8c%e5%b2%b3%e9%a0%82%e4%b8%8a%e3%81%ab%e3%81%a6jpg駒が岳山頂にて
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宝剣岳を見ながら下山