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茅ケ岳~金ケ岳縦走

5月27日 総勢16人が2班に分かれて茅ケ岳から金ケ岳へ縦走しました。
駐車場からすぐ登山道が始まる。何かがガチャガチャとにぎやかに鳴いていて何とも騒がしい。鳴き声がずっと伴奏のように続いている中を登っていくこととなった。山がえる?ひぐらし?諸説が出た。ときおり休憩をはさみながら女岩コースを進む。
頂上に近い見晴らしの良いところに深田久弥氏の石碑があった。一同足を止め、合掌する。山を愛した人の終焉の地である。
ここから細い登山道の急登が続く。山頂は岩場で展望がよい。八ヶ岳、南アルプスが見えるが残念ながら若干かすんでいる。富士山はみえない。
金ケ岳へは、双耳峰なので下って上り、さらに下って上って到着。途中で大きな岩の割れ目をくぐる。山頂でしばし眺めを楽しんで下山開始。緑の中をどんどんくだる。明野に下り立ち、バスで広々とした畑の中を走り、温泉に立ち寄り帰路につく。
夕方には八王子着。登りがいがあり、「大人の遠足」の楽しさでした。

青野 記  写真- 元木


 
茅ヶ岳山頂 快晴です!
  急な登りが続きます
 山頂を目指しています
   金ケ岳へ行く途中
こんな岩をくぐります
  岩場にイワカガミが咲いていました

 岩場ではこんな花も見かけました
クロユリに似ています
   明野へ下ります
“.きつつき”がいました

西上州 毛無岩

 5月6日、西上州の毛無岩にYさんと二人で行って来ました。この山、調べて見るとルートが不明瞭で上級者向けとありました。連休中の日曜日だと言うのに、人っ子一人、出会いませんでした。
 登り始めて見ると、先ず落ち葉が深く積もっていることに驚かされました。深いところでは膝近くまで積もっていて、ほとんど踏み跡を辿ることは困難な有様です。所どころにリボンやテープを見掛けましたが、肝心のところには有りませんでした。ともかく、GPS と地図とで現在位置と目標を確認し、軌道修正を繰り返しながら登りました。キツイ急登だけではありません、岩が秩父古成層の堆積岩であるため脆く、岩壁をトラバースする箇所ではホールドした岩がブロック状に剥がれ危機一髪でした。また、岩稜帯の痩せ尾根は左右とも急峻な崖となり、落ちれば一貫の終わりと思われるほどでした。
 今回は、GPS が無かったら撤退せざるを得ないような場面が何度かあったように思います。ともかく、久し振りに緊張の連続でしたので、その分充実感と満足感を覚えました。そんな厳しい山行でしたが、稜線を吹く涼やかな風と満開のアカヤシオが疲れを忘れさせてくれました。また「毛無岩」の天辺で、coffeeで乾杯し、端午節句にちなんで持参した「柏餅」を美味しく頂きました。
 最後にこの山に入山を計画する方にひと言・・・、事前にルートを良く研究し、必ず経験者と一緒に入山することをお薦め致します。

元木 記

途中の岩峰から「毛無岩」を望む
急峻な斜面
木の根や立ち木や岩を掴んで登った
この様な登りが続く
急な登りの連続に息が切れる
この辺りは未だ落ち葉が少ない方だ・・・
ようやく稜線に出る
ここは痩せた岩場で
左右とも切り立った崖になっている
ここは右側を巻いた
足元は膝近くまで落ち葉が積もっている
ちょうど見ごろだろうか
アカヤシオがそこかしこに咲く
周囲の緑にピンクの花びらが映えて美しい

これが毛無岩
ここを登った訳ではありません・・・・。

ようやくゴールが近づいて来た
終端付近は綺麗な沢になる

新穂高温泉から双六、水晶岳へ

 2018年4月28日~5月1日 単独、冬季開放小屋2泊ツェルト1泊で山スキーにて水晶岳(黒岳)2986mを往復して来ました。                    ( Washi 記)
↑三俣蓮華岳から望む黒岳              ↑三俣蓮華岳から望む黒岳
4
/28 都庁地下駐車場発(前夜23:00)⇒新穂高温泉6:00→ワサビ平8:00→鏡平手前2200mから南面を弓折岳へ12:00→弓折岳15:40→双六冬季開放小屋18:30
4/29 小屋6:30→双六岳7:50→三俣蓮華岳9:20→鷲羽岳15:10→水晶小屋手前2800m窪地17:00
4/30 窪地4:50→水晶小屋5:30→黒岳6:30→窪地8:30→鷲羽岳11:10→三俣蓮華岳14:30→双六冬季開放小屋17:00
5/ 1 小屋6:30→双六谷を滑降し2250m付近で大ノマ乗越へ8:10→大ノマ乗越10:20→小池新道入口の橋11:50→新穂高温泉14:55⇒平湯温泉BT 15:30~18:00⇒松本IC⇒中央道深大寺バス停22:10
(概算交通費)
登山バス毎日アルペン号 都庁⇒新穂高温泉@8,500、新穂高温泉⇒平湯温泉BT@890、平湯温泉BT⇒中央道深大寺バス停@5,430、 計14,820円

春山でこのルートをスキー登行するのは今回で6回目。
弓折岳の尾根へは500m上がるのに4時間以上のきつい登りだが天気が良いのが救い。

 

双六小屋は2007年4月26日以来春山の営業はしていない。最近は軽量進化したテント泊の人が多い。washiは冬季小屋を使わせて頂いた。
4/29今日は右に見える鷲羽岳を越えて水晶小屋あたりまで進む予定。

双六東面の滑走路の様な平原は氷帽氷河の凍結破砕作用で岩屑化したと考えられています。
荒涼とした平原は空が近いせいかどこか別の惑星を歩いているようです。
水晶岳への尾根では山スキーは使わないので、鷲羽岳山頂に板をデポして終始アイゼン無しで歩く。
岩苔乗越から黒部川源流を振り返る。
夏山で人気の烏帽子岳から登る裏銀座コースは水晶小屋が分岐点で槍ヶ岳を目指すので水晶岳やその先の赤牛岳を訪れる人は少ないです。
水晶小屋手前の尾根は東の湯俣川側は切り立つ崖だが、西側は雲の平の台地に面しているためか、なだらかなので荒天視界不良時は目標物なし要注意。
時間切れで今日の行動はここまで。
窪地には雪解け水が溜まっている。
4/30 朝焼けに染まる鷲羽岳(5:07)
朝の飛騨山脈南部
最難関の崖は雪が詰まっている。
水晶岳山頂。1991年10月24日に読売新道から登って以来の再訪。
山ふところにただ独り
水晶小屋の向こうには黒部湖が遠い。
水晶小屋の南側尾根は広く平坦。
思い返せば・・・
2006年5月2日にasaiさんと赤牛岳目指して来た時はこの尾根で吹雪に道迷い、雷雨のなか窪地にビバーク。稲光がテントに映るなか怯えて一夜を過ごした翌日、窪地は雪解け池となりテントは水の中。降り止まぬ雨のためテントを湯俣川側の比較的安全な雪庇の切れ目に移して停滞。結局赤牛岳はあきらめて下山した想い出の地です。
過去、鷲羽池にスキー滑降したこともありました。
三俣山荘の向こうに鷲羽岳
5/1下山は双六谷を滑降し大ノマ乗越へ登り返す。
北斜面なので雪質は良い
大ノマ乗越から秩父沢を滑降して下山。
南斜面なので雪質重くスキー板への抵抗あって脚がパンパンに疲れる。
小池新道の春                                             

 

毛無山から雨ヶ岳へ 富士を堪能する

 4月8日に新年度第1号の★山行として、毛無山~雨ヶ岳を縦走してきました。河口湖ICを降りると周辺はサクラが満開。ほぼ予定通りに朝霧高原麓登山口を出発する。ここから不動の滝を経て毛無山に向かったが、最初から急登につぐ急登、途中岩場もあり、みな息を切らせてあえぎながら登る。12時少し前に毛無山頂に着く。真正面にどんと聳える雄大な富士山を眺めながら昼食にする。
 午後からは、右に富士山を見ながら、毛無山最高点、大見岳、タカデッキ、雨ヶ岳と気持ちよい稜線を進む。雨ヶ岳で中休止した後、端足峠(ハシタ)を目指して長い下りを降りる。登山道の途中から見える本栖湖は絵のような美しさであった。端足峠にはほぼ予定通りの時間に着いたが、参加者の疲労状況を考慮し、竜ヶ岳を越えることを断念し、予め計画しておいたショートカットコースから本栖湖畔に下りることにした。
 終日、雄大な富士山の眺望を楽しみながら歩くことが出来たことは、これまでの経験には無かったように思う。今回は参加者が20名と言うこともあり、色々とありましたが、メンバー同士が助け合って、無事に山行を終えることができ、団体行動の難しさや大切さについて学んで頂けたものと確信している・・・!  

元木 記

毛無山山頂で 富士山をバックに
 

朝霧高原麓登山口で
この後、2パーティーに別れ毛無山を目指し、
出発

 

登り始めから、いきなり急登の連続
登山道は木の根や露岩が多く・・・、疲労との闘いだ!

 

約3時間半の苦しい登りが終わり、毛無山の山頂に立つ。
真正面に雄大な富士の展望が拡がる山頂で、思い思いに昼食をとる。

 

昼食後に集合写真を撮り、雨ヶ岳に向けて出発する。
右手に富士を見ながら、毛無山の登りほどキツくはないが、アップダウンを繰り返しながら稜線を歩く。

 

タカデッキを経て、雨ヶ岳に到着する。
相変わらず、富士が優美な姿を見せてくれている。
手作りの山名板が山の雰囲気に良く合っている。
参加者曰く、「こんなに素晴らしい富士山はなかなか見られませんね。」

 

雨ヶ岳山頂で会旗を掲げて集合写真を撮る。
ここまで来ると他に登山者も無く、苦労してカメラを立ち木に固定して撮影した。
富士山は右側になる。

雨ヶ岳山頂で中休止をとった後、端足峠に向け、
疲れた足に鞭打ち、雨ヶ岳を後にする。
 

しばらく急な下りが続くと、やがて樹間から本栖湖の濃いブルーの湖面がちらちらと見えてくる。
思ったより小さく見える・・・!

 

雨ヶ岳から端足峠まで、500mの標高差を一気に下る。
疲れた足には相当に厳しいが、誰も滑ったり、躓いたりすることも無く、予定時刻に端足峠に到着した。

 

端足峠付近から見る竜ヶ岳
登りに1時間、本栖湖キャンプ場までの下りが1時間半・・・、
疲れた足には相当に厳しい!

参加者の疲労の度合いを見て、ショーットカットコースから下山することに決める。

 

本栖湖の湖畔周回道路の土手に咲いていた水仙をアップに、本栖湖の湖面と富士山を写す。
今回は終日富士山を眺めることが出来、どれほど心癒されたことか・・・。

感謝感謝である!

[コースタイム]
 朝霧高原麓登山口8:30→9:10不動の滝見晴台→10:15五合目→11:40稜線分岐→11:55毛無山
 (昼食)12:30→12:45大見山→13:30タカデッキ→14:20雨ヶ岳→15:35端足峠→
 16:30本栖湖駐車場

大杉谷~日出ケ岳と大峰山

11/2 横浜発深夜バスを使い、三瀬谷経由で大杉谷に入りました。昨年天候悪化の為断念し二年越しの大杉渓谷は7つの滝と11の吊橋があり、日本三大渓谷の名に違わぬ、雄大で迫力のある秘境でした。岩盤をくり抜いた山道には鎖が掛けられ、黒部峡谷の下の廊下を彷彿とさせる。落差135mの千尋滝や神秘的なシシ淵等素晴らしい景観の連続。エメラルドグリーンの流れに癒される。桃ノ木山の家も宿泊者60名で悠々と檜のお風呂に浸かった。
11/3 日本百名瀑の七ツ釜滝や堂倉滝よりシャクナゲの原生林を登り、日出ヶ岳へ。断崖絶壁の大蛇嵓を覗き大台ヶ原を周遊しビジターセンタへ。
11/4 行者還トンネル~弥山~八経ヶ岳~狼平避難小屋~栃尾辻~天川河合。風が強くガスも深くしっとり濡れ、八経ヶ岳からの展望は残念でしたが、狼平避難小屋辺りからは少し明るくなり艶やかな関西の紅葉の山を楽しめた。
連日8時間山行と帰りも京都からの深夜バスで疲れましたが、大満足の山行でした。

                                      山下正野 記

 
 
大杉渓谷マップ
 
新大杉橋鎖場の通過 
 エメラルドグリーンの清流地獄谷吊橋 
思わず吸い込まれそう!!京良谷
  
 千尋滝 V字峡
静謐なるシシ淵シシ淵奥のニコニコ滝
 右手の切立った平等窟と吊橋
  
 桃ノ木山の家七ツ釜滝 
  
 堂倉谷 日出ヶ岳山頂展望台
  
 倒木と立枯樹木の正木ケ原 断崖絶壁の大蛇嵓
シオカラ谷奥の紅葉大蛇嵓から覗く不動返し嵓
大台ヶ原ビジターセンター八経ヶ岳
狼平避難小屋ナメリ坂周辺の紅葉

(コースタイム)

11/2横浜東口0:00⇒松阪7:20~9:16⇒三瀬谷9:47~10:30⇒大杉谷登山口バス停12:00→

発電所12:10→千尋滝13:40~50→シシ淵14:30~50→平等嵓15:10→桃ノ木山の家15:45

11/3桃ノ木山の家6:40→七ツ釜滝7:00→堂倉滝吊橋7:50→日出ヶ岳12:00~20→大蛇嵓

13:15~20→シオカラ谷吊橋14:00→ビジターセンター15:00

11/4行者還トンネル西口6:30→奥駆道出合7:15→弥山小屋9:45→八経ヶ岳10:00~10→狼平

避難小屋11:46→栃尾辻避難小屋13:50→天川川合15:30⇒大和上市⇒京都23:50⇒橋本