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甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根

甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根に挑戦です。今週は天気図とにらめっこしてましたが、お天気もまずまず。

副会長からは「体力勝負」と助言をいただきました。体力には自信のある4人でいざ出発。

                     記  田川




まずは横手駒ヶ岳神社に怪我の無いように祈願しました。
  黒戸尾根はこんな梯子の連続です。
平さんは余裕の笑顔。
みんなで天国に登ってる見たいと笑いました。
でもしっかり整備されてるので安心。
七丈小屋に到着。
新しい小屋番、憧れの花谷さんは北沢峠に下山中で留守でした。

みんなで楽しく乾杯です。
七丈小屋から甲斐駒ヶ岳山頂までが

岩場の連続で中級の岩稜研修でした。
こんな感じです。結構怖いところもありました。
黒1点の知見さんが女性陣をカバーしてくれます。
声かけが大事です。
黒戸尾根から見える劔。修験者の山という感じです。

格好いい。
天候に恵まれ楽しい山行でした。ちなみに四人ともイニシャルT。

チームTでした。

初めてのブログで上手くできませんでした。チームTごめん!!

富山湾から駿河湾へ「日本アルプス大縦走の山旅」

 8月10日の夜に八王子を出発し、11~15日の4泊5日で「日本アルプス大縦走の山旅」の第7弾となる、南アルプスの最奥部、赤石岳~聖岳~上河内岳~茶臼岳までの約40kmの山旅を楽しんで来ました。
 今回もまた、ほぼ毎日一度は雨、時には雷に見舞われると言う悪条件でしたが、その分、雨雲が晴れ、ガスが消えると素晴らしい展望が拡がり、疲れを忘れることが出来ました。長丁場では有りましたが全員の足並みが揃い、体調も良く、もちろんケガもなく大変楽しい山旅となりました。

元木 記

快晴の兎岳山頂で

      “いざ出発” 椹島で

8/11 畑薙第一ダム~椹島~赤石小屋

 一年前に第6弾で下山した、椹島(さわらじま)を出発する。
赤石小屋への登りは、寝不足の身体にはちょっと厳しかった・・・! 
夜は満天の星空の中、流れ星も見ることができた。

    赤石岳 3,121m 山頂で

 8/12 赤石小屋~赤石岳~百閒洞山の家

 赤石岳の山頂に着く頃には雨が激しくなり、避難小屋に一時避難することにした。
ひさしの所で雨を凌いでいたが、やがて雷雨となったため、少しずつ詰めて頂き小屋に入らしてもらう。
 小屋で1時間ほど静まるのを待って、この日の目的地、百間洞山の家に向かった。

  左-大沢岳、右-赤石岳 兎岳の登りから

8/13  中盛丸山~兎岳~聖岳~聖平小屋 

 朝から良いお天気だ。一日中こうあって欲しいものだ。
兎岳頂上からは歩いてきた赤石岳からのル-トが明るい陽射しを受け、素晴らしい景色を見せてくれた。

 

上河内岳にかかる虹 聖平で

 聖岳山頂まであとわずかのあたりから雨になり、またも視界はない。
聖平へ下る途中の稜線で激しい雷雨に変わる・・・。
樹林帯に入りようやくホッとする。

 夕方には雨も上がり、綺麗な虹がかかる!

   越えて来た「聖岳」 南岳の登りで

8/14 南岳~上河内岳~茶臼岳~横窪沢小屋

 朝は天気も上々、展望も良く、気持ちの良い登りだ。
南岳の山頂からは昨日、雷雨の中を登った聖岳が間近に見える。

  雲海に浮かぶ富士の遠望 南岳山頂から

遠く富士山が雲海に浮かんでいる・・・。
夏空に白雲がたなびき、悠久の時が流れる。

  マツムシソウと日本ミツバチ

お花畑が広がる天空の楽園を行く
アキノキリンソウ・シナノオトギリ・トリカブト・ミヤマシシウド・イワツメグサ・・・


 第7弾、最後の山頂「茶臼岳」でしばしの休息

茶臼岳へは緩やかな登りだが、頂上までが長く感じられた。
頂上では「富山湾から駿河湾へ 第7弾」を称え合い、しばし歓談!

 ゆったりさせて頂きました・・・。 横窪沢小屋で

8/15 横窪沢小屋~畑薙大吊橋~沼平

横窪沢小屋はTJAR 2018(トランス・ジャパン・アルプスレース)通過点の一つだ。
「目指せ完走! 安全第一 の表示が目を引く!
今回は一体何人の選手がここを通過できるだろうか・・・?

ともかく、日本一過酷な山岳レースである!

  

  畑薙大吊橋を渡る 「ヤレヤレだぁ~」

長かった第7弾の山旅が、これで終わった。
また、来年もここからスタートだ・・・。  

「駿河湾までもう少し・・・・」 

あとがき
 来年の夏休みの第8弾は、畑薙大吊橋をスタートして、茶臼岳~仁田岳~易老岳~光岳を計画している。日本アルプス大縦走としてはこれで終わりだが、光から先どこを下るのか・・・、今から楽しみだ!

立山三山

8月4日~5日にて学生時代の友人と共に立山三山に登ってきた。前日の夕方八王子を出発し2時間で梓川SAに到着後、前泊。翌朝5時に扇沢に向かう。朝6時には既に多くの登山者が切符売り場に並んでいた。7:30の始発トロリーバスに乗り込み黒部ダムに向かう。黒部では観光客に混じりダム見学を行った。その後ケーブル、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ室堂へ到着。早速浄土山への登山道に入る。一ノ越を越え雄山への急登に取りつく。この日は快晴で気温も高くかなりきつかった。雄山山頂には神社があり、ご祈祷などもしていた。雄山を後にして大汝休憩所を通過し、今度は大汝山に登る。その後、富士ノ折立を息を切らして登った。折立の先端はツンと尖った岩場、楽しんで先端まで行く。その後真砂岳を通過して1日目の宿泊地である内蔵助山荘に到着。翌日は6時出発。まずは三山最後の目的地別山に登った。南峰、そして北峰と登るが目の前に立山の主峰剱岳の素晴らしい姿を目の当たりにして感激した。下山は剣御前前小屋を経由して雷鳥沢キャンプ場におり、エンマ台を経由して室堂に戻った。2日間とも快晴に恵まれ、最高に楽しい3000mの稜線を歩いた。

矢崎 記

別山北峰からの剱岳
朝6:00扇沢バスターミナルでは既に多くの登山客がならんでいました。この後7:30の始発のトロリーバスに乗車しました。
扇沢からトロリーバスで黒部ダムへ。
多くの観光客に混じり黒部見学。大量の水が放水されていた。
室堂から浄土山に登る途中に雪渓があった。
この日は暑かったが、雪渓の上はヒヤリとして気持よかった。
雄山山頂。山頂には社があり、多くの人がご祈祷をあげてもらっていた。観光客が多かったが、この先から、ほとんど登山者のみとなった。
富士ノ折立山頂は尖った岩場。
楽しく登り、学生時代に戻り大はしゃぎ。
3000mの稜線の両脇にはカールが広がっている。
カールからは気持ちの良い風が吹き上げていた。
真砂岳に向かう稜線。
この辺りには観光客は全くいなくなった。
別山北峰にて剱岳をバックに。
いつか登りたい。

今回の山行は毎年恒例にやっている、友人との山行でした。天気は最高で、学生時代に戻り冗談を言い合いながら、本当に楽しく歩いてきました。立山と言うのは、観光客がこんなに居るとは知りませんでした。歩き始めは、何か場違いなところに来てしまったかな~っと思ったくらいです。雄山への岩場の上りを小学生が、運動靴で登っているのには驚かされました。このルートは初心者の方にお勧めのルートです。自分が歩いたルートが一望に見渡せる素晴らしいコースです。剱岳の大展望のおまけつきで~す。

大雪の山 赤岳~緑岳

 大雪山系の赤岳・緑岳を目的に羽田を早朝にたち旭川経由、銀仙台に車を進める。雪に覆われた林道を歩いて登山口に。ダケカンバの灌木帯の上は第一花園でチングルマやヨツバシオガマを期待していったがなんと斜面にはスキーの滑走跡が描かれている。出会う人もスキーを担ぐ若者で、異空間に迷い込んだ気分。二つの雪渓をこえると駒草平。雪が消えたガスの間に黄色の蝶がひらひら・・・。と、これがなんとコマクサを食草としている天然記念物のウスバキチョウとの出会い。熊に注意しハイマツ帯ではズズを鳴らし、第四雪渓を超えた先がナキウサギの生息する岩稜帯となる。「キチィ」と鳴き声はしたのですが・・・。赤岳は表大雪の絶好の展望台と言われるが残念ながら濃霧の中。平坦な縦走路なので迷わないように注意しながら白雲岳避難小屋についた。宿泊者は十数名。ほとんどが旭岳・黒岳方面からの縦走者で大雪のゼブラの山々を楽しんでいた。
 山小屋の朝は早い。明るくなって目覚めると窓の外にはトムラウシが聳えている。時計を見るとなんと4時前。大雪の縦走路に位置する白雲岳避難小屋では既に出発している方々がいる。ゆっくり食事をとり5時40分発。雲海をしたがえた緑岳の展望は素晴らしい。真っ青な空と雪渓とゼブラ模様の山々のど真ん中。最高峰の旭岳・白雲岳、高根ヶ原や忠別岳遠くはトムラウシ山まで望むことができ、対岸の東大雪の石狩岳・ニペソツ山もいい。南部に続き明日登る予定の富良野岳・十勝岳方面は噴煙がたなびいている。銀仙台への周遊では、小さなホソバウルップソウ・コマクサ・エゾコザクラ・キバナシャクナゲ・イワウメ・珍しい黄色の花をつけたウラシマツツジに出会え自然が息づく広大な北海道の山々に魅了された。

                              山下 正 記  八尋 写真提供

大雪の山をバックに三姉妹?

森林パトロール事務所が設置されている

銀仙台

 

第二花園の先のコマクサ平

コマクサを食草としている天然記念物の

ウスバキチョウの生息地

カメラを持った愛好家が訪れる所

白雲岳避難小屋から眺める早朝の

トムラウシ山

本日の天気が約束されている

雲海に浮かぶ東大雪の山々

石狩岳・二ペソツ山

大雪山縦走路の高根ヶ原より

トムラウシ山

右奥には十勝山系の十勝岳・富良野岳

中央のトムラウシ山
緑岳にむかう
大雪山特産のホソバウルップソウ

薄紅色のかわいい花が下向きに開く

ツガザクラ

秋には葉っぱが真っ赤に紅葉し艶やかな

ウラシマツツジですが、初夏には黄白色

のこんなかわいい花を咲かせます

[コースタイム]

6/25羽田6:45⇒旭川8:20⇒銀仙台11:30~12:00→駒草平13:35→

赤岳14:50~15:00→小泉岳15:35~45→白雲岳避難小屋16:25

6/26白雲岳避難小屋5:40→緑岳6:20→小泉岳7:50→赤岳8:20→駒草平手前

9:40~50→銀仙台11:15⇒吹上温泉 白銀荘泊16:30

[概算費用] 航空チケットは各自購入

レンタカー3泊4日 17.092 ガソリン代(500k) 3.254 白雲岳避難小屋 3.000 

白銀荘 7.850 夕張岳ヒュッテ 4.500 ガスボンベ他1.200  計36.896 

一人当たり@12.300

八ヶ岳 赤岳~硫黄岳

 6月30日~7月1日で八ヶ岳を歩いた。今年の梅雨は記録的に短く6月29日に梅雨明けと観測史上始まって以来の6月中の梅雨明けとなった。梅雨明け翌日、美濃戸口より美濃戸山荘まで歩き、そこから沢沿いの南沢コースを歩く。常に沢のザワメキを聞きながら、楽しい会話も弾む。ヘリポートを過ぎると、すぐに行者小屋に到着。ここで小休止、多くの登山者が夏の光の下で楽し気に食事をしていた。その後、本日のメインイベント、、文三郎尾根の急登に取り付く。まずは樹林帯の中急な登り、どんどん高度を稼ぎ森林限界を超えると、右に阿弥陀、中岳、左上に赤岳の堂々とした姿に圧倒される。赤岳と阿弥陀に分かれる鞍部に到着し一休み。その後ヘルメットを装着し、赤岳山頂を目指す。山頂は生憎ガスが出ていたが、お互いの健闘を称えあった。その後天望荘に移動しここで1日目を終える。
 翌日は硫黄岳までの岩稜地帯を楽しく歩く。途中核心部もあったが、それほどの恐怖感もなくルンルン気分だった。硫黄山荘手前ではコマクサに癒され、硫黄岳では爆裂火口や八ヶ岳連峰を一望でき、最高の気分だった。下山は赤岳鉱泉経由して北沢コースで美濃戸口まで下りた。本当に充実した2日間の山行であった。

                                       矢崎 記                         

                    赤岳山頂

美濃戸山荘から南沢コースに入る。
沢沿いの気持ちの良いコース何度か沢を渡り返す。

業者小屋に到着。多くの登山者が休憩していた。
我々もここで小休止。
文三郎尾根は最初は森林の中を登るが、森林限界を超えるととても長い階段が現れる。右に阿弥陀岳、左に赤岳を見ながら頑張って登った。
文三郎尾根の途中で、中岳をバックにメンバーと一枚パチリ。

赤岳と阿弥陀岳に分かれる鞍部に到着。
ここでザックを下ろし休憩。
この後、岩稜帯が現れるので全員ヘルメットを装着した。

山頂への最後のアプローチ、足を引っかけないように慎重に歩を進める。
翌日、赤岳天望荘から硫黄岳を目指す。
途中振り返ると、赤岳の雄大な姿と天望荘が青空の下にくっきり見えた。
途中梯子や鎖場が多くあったが、慎重に登れば特に危険はない。
今日は風がほとんどなかったので、問題なかった。
横岳山頂、あそこから今しがた我々も下りてきました。
今回の最終目的地、硫黄岳山頂です。