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上高地、徳沢園から蝶ヶ岳2677mへ

2015年12月27日~29日 徳沢園にテント2泊、2名で長塀尾根から往復して来ました。暖冬で積雪全般70cm。2000m位からは1m超え、でも登山者多く連日天気良いのでラッセルはない。だが気温は上高地バスターミナル辺りから急に冷え込み蝶ヶ岳では強風で雪飛ばされ目出帽していても寒く北アルプスの一角に来た事を実感。今年の締め登山として、年末低気圧も無く予定通りに行動できました。  (記:washi)
'15.12.28穂

27日は高速バスと松本からの飛騨高山方面路線バスに乗り、昼過ぎ釜トンネル入り口の「中の湯」降車。河童橋、小梨平辺りまではバスツアーの写真ヤさん、スノーシューのカップルがチラホラ。冬季用トイレある徳沢園ではおそらく涸沢を目指すアジア系外国人パーティも含め今晩はテント6張り位。

28日に徳沢園から北東方面の長塀尾根を登り蝶ヶ岳へ往復。尾根上にもテントは4張り位。降りて来るパーティの話しでは蝶ヶ岳ヒュッテの冬季小屋は割と快適だとの事でしたが、我々の場合は食糧寝袋を担いで登れずピストンが精一杯です。頂上に登り着くと待望の穂高連峰パノラマを満喫できました。

29日はテント撤収早めに下山するが昼間のバス便連絡無く、タクシーで新島々、電車で松本に戻る。副会長は特急あずさ号で帰るとの事で別れ、一人16:20発の高速バスまで2時間駅前をうろうろ。銭湯見つけて入り、さっぱりとして帰れました。

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↑ 釜トンネルからスタート               ↑ 河童橋から見る岳沢
'15.12.28徳沢 '15.12.28明神前穂
↑ 徳沢園で夏用テント設営               ↑ 明神岳と前穂高岳の朝

'15.12.28長塀 '15.12.28槍

↑ 長塀尾根2400m付近              ↑ 蝶の稜線から西側を望む
OLYMPUS DIGITAL CAMERA '15.12.29松本

↑ 徳沢の園地から撤収               ↑ 松本駅前を東に0.7km 銭湯健在

2015年沢研修 大若沢

平成27年初夏の沢登り研修を6月20日奥秩父荒川水系中津川の大若沢で10名にて行いました。 5/17日和田山岩稜研修に続き5/24に係りリーダー他で下見を行った上で決めたのですが、実施に当たっては天候不順で延期し参加予定された方にはご心配をお掛けしまして誠に申し訳ありませんでした。(記washi)

中央自動車道勝沼ICから雁坂トンネルをくぐり秩父側の中津川へ
かつらの大木が香る駐車場は乗用車8台位は停められます(下見の時の様子)
入渓してすぐは身体も固く、勘兵衛ノ滝はお助けロープと下方からの支えでじっくり行きます。
不動滝は残置スリングロープもあるが落口で水流に足場を求めるので滑り易く、上部で確保してもらい登ります。
同じく不動滝上部から下部の様子。岩壁をへつって登ります。
金山沢を左手に見送ると岸壁廊下状の屈曲したゴルジュに突入。深そうに見える淵へ思い切って飛び込み左手(右岸)に移ります。 この先が12mトイ状の滝ですが右岸を高巻いたり、途中までリッジを行ったり、両足を岸壁に突っ張ったりして超えるなど各人で進みました。 しかし天気も心配で造林小屋跡地の手前で遡行を打ち切り、遊歩道にて戻りました。
 今回も初歩の沢研修目的に叶う比較的安全な場所を係り、リーダーに設定して頂き、事故もなく実施できました。 研修とはいえプルージックをはじめロープワークが不慣れで心配な面もあり、約4時間の研修でしたが今後の課題も多く考えさせられました。

H27年,双六ベース春山スキー

昨年の平成26年度に引続き 2015年4月26日~29日の3泊4日で新穂高温泉から入り、双六の冬季無人小屋を利用させてもらい、鷲羽岳までの単独山スキーに行ってきました。今回もザックは18kg超え、スキー板の滑走面が再度はがれたので予定していた双六周辺の滑降を止めざるを得ませんでした。もっとも今年は晴天続きで雪面が腐りスキー滑降には適してない様でした。私の場合はもしも条件良く歩き通せた場合、新穂高温泉から双六小屋まで13時間の登りになると思います。でも無理はしません。(記:washi)

春の雪面は2000mから上の急斜面だと、融けて流れた様な縦溝が発達して滑降に支障するので、軽い降雪があった方がベター。 快適に飛ばした昨年の荒天後の槍沢滑降がうらめしい。
弓折岳へ上がるにつれて穂高連山が見えてきました。
槍ヶ岳から続く穂高連峰。 今年の西鎌尾根は風と日射で雪が融けて無くなり、歩き易すそうです。
←【参考写真】 2014年5月4日の西鎌尾根の稜線は雪がびっしり付いていました。
弓折岳山頂に 4/27(月) 14:40到着。 槍ヶ岳に続く西鎌尾根の稜線は雪がほとんど無い。
遠く鷲羽岳まで見渡せて天気が良いです。 双六小屋までの広い尾根は荒天で視界不良だと迷いやすく過去に5回中、3回はうろうろした覚えがあります。
17:40 かつて双六共和国と呼ばれたこの地にて今は独り、冬季開放小屋を利用させて頂きます。
 4/28(火) 前夜に三俣山荘付近にテント泊の単独行者が双六小屋まで到着。すれ違いで 6:50に出発。スキーシール登行途中で片側の滑走面が剥がれたので、板は残置デポして歩く。アイゼンは終始不要。
双六岳の東側斜面を巻いて三俣蓮華岳へ登頂し、少し戻って先程の単独行者が歩いた跡を辿り三俣山荘へ。
三俣蓮華岳から臨む春の黒部川上流と雲の平の溶岩大地。
 4/28 11:30 鷲羽岳2924m山頂。
槍ヶ岳をバックに鷲羽池。 過去にスキーで滑り込んだ事が思い出されますが、今回はスキーの故障で滑降は無しです。
鷲羽岳から臨む水晶岳。 過去asaiさんと迷って雷雨の中2泊もした尾根が今日はうららかな春の良い天気です。
 4/29(水) 前夜の小屋泊は計3名、2人とも単独で今日は黒部五郎小屋だそうです。 下山日とした 5時、鷲羽岳の朝焼けです。
下山では弓折岳直下の急斜面だけアイゼンを一回使用しました。 平湯温泉バスターミナル3階の温泉で疲れを流し、17時発のハイウェイバスで新宿方面へ無事帰りました。

H27年春,乗鞍岳山スキー

2015年4月18日(土)  前夜発日帰りマイカーにて計3名で定番の位ヶ原を山スキーで行ってきました。上部は強風でしたが、晴天での 登り6時間、滑降1時間半でした。(記:washi)

今週除雪終わったばかりの三本滝レストハウス(未営業)駐車場をスキー板にシール貼付て、7時15分に出発。
かもしかリフト(スキー場はクローズ)最上部の急斜面を登り切った2100m付近で 8時半。陽射しが強い、大休止。
朝日岳と剣ヶ峰の鞍部目指してスキーで登るが、急斜面なので突入前にクトー(スキー用アイゼン)を装着しないと大変です。
鞍部にスキーデポして剣ヶ峰3026m頂上へ。13時20分、風が強い。彼方に御嶽山の噴煙が見える。
乗鞍岳剣ヶ峰山頂から北側を臨めば、穂高連峰が春霞の彼方に浮かぶ。
鞍部2950m位から位ヶ原へ13時40分滑降開始。この下の位ヶ原は雪面が風で波打っており、その突起エッジ側を超えて滑るので板が引っ掛かり易く疲れる。樹林帯では朝と違い大勢のスキーヤーが滑って荒れて緩んだ雪面をなんとか下る。三本滝駐車場に14時50分到着。今回は天気に恵まれて良かったが、足並み揃わず、待ち合わせがうまくいかずにメンバーにご心配をお掛けしまして申し訳ありませんでました。(washi)
 

雪山ハイク、杓子山1598m(道志山塊)

2015年2月8日(日) 雪山ハイキング 7名参加

南側に広がる白銀の富士山を眺めながらのハイキングのつもりが生憎の天気で、10時頃から雪が降りだし、杓子山に登り着いた頃には視界50m位の大雪。
南側の内野へ山中湖めがけて鹿留山から下る予定を止めて、エスケープルートとした不動の湯へ下り、雪が止んだ頃に約5km車道歩いて月江寺駅到着。
大月駅前の居酒屋で思わぬ雪中行軍のお疲れさん会で締めくくりました。 (記 washi)

タクシーで鳥居地峠まで入山
雪はまだ本降りでない。
富士山は見えず、代わりに南側の山中湖脇にあるファナックの黄色い工場がモノクロ景色の忍野村で目立っていました。
杓子山到着。 さむい寒い。
立ちながら昼食。
山頂の鐘を鳴らして、撤退する。
来た道を、おおざす峠まで戻ります。
今頃、八王子は冷たい雨かな。
不動の湯へ下山。
林道は一部分凍結の上に降雪の為か、5本爪の軽アイゼンだと思わぬ所で滑ります。
100年来の歴史ある硯水不動尊の湧水を使った不動湯に着く頃は雪も止み、
トイレ休憩だけで里から街へ歩き通します。
月江寺駅界隈は、昭和の街として有名です。
昔、絹織物で栄えた街が、戦後進駐軍相手の歓楽街としての名残を残し、趣むきがあります。
着いた時間が早くて、夕日さす街の飲み屋さんはどこもまだ開いてませんでした。
(コースタイム)

高尾駅 6:42 —大月駅 7:22—富士山駅 8:05(タクシー)—鳥居地峠 8:40→高座山→おおざす峠→杓子山(昼食)→おおざす峠→不動の湯→月江寺駅 15:35—大月駅(打上げ) —高尾駅 19時頃