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八王子みなみ野七国山散策

2020年5月17日、五月晴れの日曜日、M副会長と絹が丘のYさんと3人でマスクしながら多摩丘陵の里山歩きを楽しんで来ました。

記)washi

八王子みなみ野から片倉城跡、小比企町の農地、そして七国峠から相原緑地保全地区と周回して、約16kmを歩いて来ました。
1970年頃の地図にはまだ横浜線みなみ野駅は記載されていません。
大船配水所の高台から見たみなみ野の住宅地。
34年前の1986年(昭和61年)に撮影した造成中のみなみ野。washiはバイクで走り回って変わりはてた多摩丘陵に呆然としてました。
遠くに開校したばかりの東京工科大学が見えてます。
みなみ野の北西部に位置する栃谷戸公園。
そろそろ、螢が舞います・・・。
1986年に撮影した栃谷戸公園予定地。
当時、小比企町の桑畑から南へ上がった丘陵の雑木林は伐採されて赤土ハゲ山となっていました。
今も小比企の農地に残る桑と富士山。
昔ながらの多摩丘陵の畑地が残る五月晴れの小比企町。
雉が鳴いていました。
片倉城跡の農地でも鳴いてましたが、以前からいた野鳥なのか放鳥されたトリなのか、いずれにしても人家近くの方が定着し易いのでしょう。
七国山の南東側では町田市の丸山谷戸山の会ほか地域のみなさんが陽田川沿いの農園を大事に管理しています。
 

 

 

奥秩父 東沢 釜ノ沢(2019年11月)

 名勝西沢渓谷の北側の山、甲武信ヶ岳から南の甲府盆地へ流れ出る笛吹川源流の東沢へ。沢に適した時季は近年降雨や台風が多くてようやく11月文化の日に沢中テント1泊で副会長と行って来ました。主要な滝は高巻きですが大岩越えの河原歩きが長くてつらいです。初心者にロープ使う箇所は最低でも両門ノ滝と木賊沢分岐のナメ滝でしょうか。日帰りの場合だと15時間はかかるので甲武信小屋に1泊するのが良いかもしれません。

washi)記

中盤に現れる両門ノ滝 右俣の左岸(画像では右側)を高巻く↑
西沢渓谷駐車場から2時間ほど岨道を辿ると「ホラ貝」のゴルジュに出合う。
この中は進むことが不可能なので左岸を大きく高巻く。
ホラ貝は岩窟状で夏場はライフジャケットを着た若者を見かけますが、水流複雑で事故も多い危険箇所です。
東のナメ。一枚岩の様な岩壁も遡行ルートとして知られているが我々にはとても登れそうに見えない。
乾いたスラブを湿ったフェルト底の渓流シューズでへつる。
足底を斜面にそっと置いて滑らないように進む。
歩みの過重配分は経験を重ねておぼえて行くしかありません。
魚留ノ滝を越えるとすぐ千畳のナメが続く。
しばらく緩やかな斜面をジャブゞ進む。
紅葉も終わり水が冷たい。
2016年7月初夏に副会長と訪ねた時は爽快でした。
この野猿ノ滝は左岸を高巻きます。
薬研ノ滝です。
ここに至る直前には本ブログ冒頭画像に示した両門ノ滝を越えて来ています。
ここも高巻きは左岸です。
ヤゲンの滝を超えた先にも8m滝あり。そこからは広河原と呼ばれるテント適地が続く。我々2人だけで誰もいない晩秋の寒々とした宵闇の中ダンロップ3人用でテント泊。
翌朝凍るように冷たい渓流シューズに足を入れ登りだす。
幕営した広河原から2時間の急な遡行を続けてやっとこの画像の木賊沢分岐下部まで来ました。
右俣が緩やかなのでつい誘い込まれますがそこはトクサ沢で、登り詰めると急傾斜とシャクナゲ藪こぎの果てに木賊山の肩に出てしまいます。ここは左俣を行くのが正解です。
真ん中の灌木帯に入り高巻いてからナメ沢に降ります。
水に浸かった倒木には午前10時なのにまだ氷が解けずに着いてました。
長いナメ沢に入り見上げて眼をこらすと、このポンプ小屋が見えていました。
登り詰めた甲武信小屋に荷物をデポして空荷で甲武信ヶ岳へ。登って来た釜ノ沢が見下ろせます。トサカ尾根を東側に回り込んで見えない遥か下流が出発地でした。
尾根筋で白く見えるのは霧氷が着いた唐松林のようです。
頂上のコメツガにも着氷が残っています。11時で陽当たり良いのに溶けてないのは相当冷え込んだのでしょうか。
帰りは徳ちゃん新道を降ります。青空にカラマツが輝いています。
スゴイ急斜面でもカラ松は立っています。枝葉が少ないので台風や降雪に強いのでしょうか。

【行程概要】

 11/3 京王片倉駅(副会長マイカー使用) 7:00⇒西沢渓谷駐車場 9:50→二俣吊橋10:20→ホラ貝11:00→釜ノ沢出合13:50→野猿ノ滝14:30→両門ノ滝15:00→薬研ノ滝15:30→広河原16:30 (テント泊)

 11/4 幕営地 7:10→木賊沢分岐 9:20→ポンプ小屋10:20→甲武信小屋10:50→甲武信ヶ岳11:05→甲武信小屋(昼食)12:50→戸渡尾根、徳ちゃん新道分岐13:50→駐車場16:00

沢じまいにナメラ沢へ

 2018年10月14日 今年の沢登りもおしまいの時季。Sさんのご友人の車を出して頂き、笛吹川支流の久渡沢ナメラ沢へ計4名で行って来ました。 前夜からの雨でも中止を言い出せず出発したが終始曇り空のなか追い打ちをかける昼食中の雨降りにはさすがにへこたれ、沢を戻ろうかとも思いました。しかしSさんの「さぁ行きましょう」の声に励まされ予定通り青笹尾根に這い上がって無事に下山する事ができました。 
 前回7月16日に時間切れで沢を引き返したメンバーの皆さまには、今回行って来れた事で申しわけなく心残りがあります。そこで来年の春もこの沢を計画したいので、その際はよろしくお願い致します。

WASHI  記

コースタイム
10/14 京王八王子 6:30⇒高尾IC⇒勝沼IC 7:50⇒雁坂トンネル駐車場 8:30→峠沢少し上からナメラ沢に戻る 9:10~9:40→5m滝 9:50→中ノ沢分岐10:10→二俣 昼食11:40~12:10→すぐ上の1700m付近から右岸の枝沢を青笹尾根に這い上がる12:45~13:05→防火帯13:40~14:00→1466mから久渡沢寄りへ14:25→細尾根を南下し久渡沢を渡渉すぐで雁坂トンネルP 15:40~16:10⇒笛吹の湯(510円)⇒(中央道談合坂車線規制20km通過1時間)⇒高尾IC⇒京王八王子 20:30

ナメラ沢入渓してすぐの5m滝は、10/31の台風24号のせいか水量多い  (9:50)
右から流れ込む中ノ沢を見送り進むと傾斜のゆるい快適なナメが次々と現れる (10:20)
沢は倒木や枯葉で、訪れるたび様相が変わります。 
今回水量は多いが思っていた程水は冷たくなかった。
標高1680m二俣出合は立木が少なくなったようで以前より広く感じる。 
昼休みしてたら雨がひどくなったので昼食も早く切り上げ出発 (12:10)
本流は二俣の左手を行く。
すぐ出て来るナメは快適に登れる
そのナメを上がってすぐの左手の枝沢を詰めることにする。
傾斜がきつい
青笹尾根に這い上がって沢装備を解く (12:45)
尾根を忠実に下ると1657mの防火帯の切り開きにでる (13:40)
1466m辺りで、やや左手の久渡沢方向の尾根を下ることにした (14:25)
細く痩せて両側が切れ落ちている尾根を滑らないように慎重に下る。
雁坂トンネル駐車場の手前で久渡沢をじゃぶ² 渡渉して車に戻りました (15:40)

【参考写真】2005年6月19日の沢研修 ナメラ沢5m滝

【参考写真】2015年6月7日の沢研修 ナメラ沢5m滝 水量少ない

新穂高温泉から双六、水晶岳へ

 2018年4月28日~5月1日 単独、冬季開放小屋2泊ツェルト1泊で山スキーにて水晶岳(黒岳)2986mを往復して来ました。                    ( Washi 記)
↑三俣蓮華岳から望む黒岳              ↑三俣蓮華岳から望む黒岳
4
/28 都庁地下駐車場発(前夜23:00)⇒新穂高温泉6:00→ワサビ平8:00→鏡平手前2200mから南面を弓折岳へ12:00→弓折岳15:40→双六冬季開放小屋18:30
4/29 小屋6:30→双六岳7:50→三俣蓮華岳9:20→鷲羽岳15:10→水晶小屋手前2800m窪地17:00
4/30 窪地4:50→水晶小屋5:30→黒岳6:30→窪地8:30→鷲羽岳11:10→三俣蓮華岳14:30→双六冬季開放小屋17:00
5/ 1 小屋6:30→双六谷を滑降し2250m付近で大ノマ乗越へ8:10→大ノマ乗越10:20→小池新道入口の橋11:50→新穂高温泉14:55⇒平湯温泉BT 15:30~18:00⇒松本IC⇒中央道深大寺バス停22:10
(概算交通費)
登山バス毎日アルペン号 都庁⇒新穂高温泉@8,500、新穂高温泉⇒平湯温泉BT@890、平湯温泉BT⇒中央道深大寺バス停@5,430、 計14,820円

春山でこのルートをスキー登行するのは今回で6回目。
弓折岳の尾根へは500m上がるのに4時間以上のきつい登りだが天気が良いのが救い。

 

双六小屋は2007年4月26日以来春山の営業はしていない。最近は軽量進化したテント泊の人が多い。washiは冬季小屋を使わせて頂いた。
4/29今日は右に見える鷲羽岳を越えて水晶小屋あたりまで進む予定。

双六東面の滑走路の様な平原は氷帽氷河の凍結破砕作用で岩屑化したと考えられています。
荒涼とした平原は空が近いせいかどこか別の惑星を歩いているようです。
水晶岳への尾根では山スキーは使わないので、鷲羽岳山頂に板をデポして終始アイゼン無しで歩く。
岩苔乗越から黒部川源流を振り返る。
夏山で人気の烏帽子岳から登る裏銀座コースは水晶小屋が分岐点で槍ヶ岳を目指すので水晶岳やその先の赤牛岳を訪れる人は少ないです。
水晶小屋手前の尾根は東の湯俣川側は切り立つ崖だが、西側は雲の平の台地に面しているためか、なだらかなので荒天視界不良時は目標物なし要注意。
時間切れで今日の行動はここまで。
窪地には雪解け水が溜まっている。
4/30 朝焼けに染まる鷲羽岳(5:07)
朝の飛騨山脈南部
最難関の崖は雪が詰まっている。
水晶岳山頂。1991年10月24日に読売新道から登って以来の再訪。
山ふところにただ独り
水晶小屋の向こうには黒部湖が遠い。
水晶小屋の南側尾根は広く平坦。
思い返せば・・・
2006年5月2日にasaiさんと赤牛岳目指して来た時はこの尾根で吹雪に道迷い、雷雨のなか窪地にビバーク。稲光がテントに映るなか怯えて一夜を過ごした翌日、窪地は雪解け池となりテントは水の中。降り止まぬ雨のためテントを湯俣川側の比較的安全な雪庇の切れ目に移して停滞。結局赤牛岳はあきらめて下山した想い出の地です。
過去、鷲羽池にスキー滑降したこともありました。
三俣山荘の向こうに鷲羽岳
5/1下山は双六谷を滑降し大ノマ乗越へ登り返す。
北斜面なので雪質は良い
大ノマ乗越から秩父沢を滑降して下山。
南斜面なので雪質重くスキー板への抵抗あって脚がパンパンに疲れる。
小池新道の春                                             

 

平湯温泉キャンプ場から四ツ岳2744m山スキー (2018.3.26)

 山スキーの時期には少し遅い平日の3月26日、前夜発レンタカーで平湯温泉キャンプ場から乗鞍岳北面の四ツ岳にWとHの2名が行って来ました。駐車場から山頂まで標高差1440mだが8時間かけても達せず時間切れ。春の雪がスキーのシールに付き高下駄状態で登りにくく難儀する。疲れ果てて下りの滑降もままならず。下山後、1900円で仮泊できる温泉施設で飛騨牛を肴に反省会。翌日の昼過ぎに八王子に戻るのんびりした山行でした。                  washi 記

前日3/25に登った焼岳から望む乗鞍岳北面の四ツ岳

平湯温泉キャンプ場の駐車場は標高1300m。無風快晴 06:15出発。

 

1600mの渡渉地点スノーブリッジ無いが水深浅く石づたいに渡れる。大崩山からの川で硫黄臭あり。登り返しは急できつい。08:26

 

四ツ岳山頂まで標高であと200mだが時間切れ。15時なのでここで引き返す。シール外して穂高を振り返る。
 見上げると山頂までの傾斜はかなりある。
 平湯温泉まで滑って行けそうな感覚。
 はるか彼方の四ツ岳付近の岩峰をバックに。
 出だしは快適に滑降!
 暗くなってきた。駐車場までまだ200mは下ります。17:57
 お疲れ様でした!安く仮眠出来る温泉施設の食事処で反省会。

[コースタイム]                                      3/25 八王子IC 24:00⇒                                 3/26 松本IC ⇒平湯温泉キャンプ場駐車場 4:00(車中仮眠) 5:30起床 6:00出発           →大滝川渡渉地点 8:30→標高2500m付近で引返す 14:50(滑降開始15:10)→駐車場       19:00⇒平湯温泉穂高荘倶楽部 19:30(入浴食事仮眠)                  3/27 穂高荘倶楽部 7:30⇒松本IC⇒八王子IC 12:00                     [概算費用]                                        レンタカー 40時間 9,806円、ガソリン 6,000円、高速と安房トンネル往復 9,110円        小計 24,916円÷2人=12,458円  温泉と仮眠代@1,900円  食事代各自