5月の北アルプス残雪期は豊富な雪に伴う雪上技術を駆使しながらも、雄大な展望はもちろん残雪期しか歩けないワクワク感などその魅力は多い。過去白馬岳周辺、鹿島槍ヶ岳周辺などやはり多くなってしまう。しかし5月連休の山と山小屋、あの混雑だけはどうしても避けたいと連休前半に穂高周辺、後半はさほど混まない?であろう会津駒ヶ岳周辺とした。前半は天候にも恵まれ山も小屋も全くガラガラであり、横尾本谷は私たちだけの世界になった。
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3月21~23日、会の重要年間行事であります雪上研修を北アルプス燕岳にて6人が参加、実施しました。遠見尾根より五竜岳も考えましたが積雪が多くメンバーを考えると条件が厳しいと考え、燕岳にてにテント山行、予定通り実施多くの積雪でしたが充実した研修できました。前夜八王子を9時30分に出発、安曇野道の駅にて仮眠、翌朝早朝出、宮城の空地 (駐車場)に着き驚き、私たちだけではないか!
積雪が一番多い3月のこの時期に雪上研修を初めてもう20年くらいになるだろうか、メンバーは入れ替わるが今まで北アルプス、南アルプス、八ケ岳や上越、富士山など毎年変化を持たせるため地域や内容を変えている。一定のレベルを保つ企画だとどうしても参加者が少なく残念だが多くのメンバーが参加できる企画も今度は考えていきたいと思っています。
山行係 熊谷 博
本会では平成12年より今までになかった遭難対策事業を本格的に取り組みコンセプトを作成、会員に周知徹底させ高尾周辺、五日市や相模湖の沢周辺、とその都度テーマと内容を少しづつ替え継続して実施してきました。3年前より八岳連主催として実施本年で3年目、最初の年から15年目となります。講演会も実施し1年目は私が担当し、2年目は渡辺輝夫氏、そして本年10月30日、山岳レスキューでは第一人者のいさお秀彦先生を迎え、70名以上の参加者をもって盛況理に開催されました。
10月30日、八王子市民体育館会議室での講習会は73名もの出席者、熱心に聞き入っていました。テーマは「山での事故に遭わないために・逢ったときにために」その対策と対処法を学びました
パワーポイントを使用、大変わかりやすい講演でした
11月9日、子安市民センターにて実施されました「上級・救急救命講習会」
なによりも実践が大切です
11月17日、見事な快晴の中八王子市山岳連盟会員43名が参加、まず広場にて開会式、オリエンテーションよりはじまります
ストレッチ後沢筋の研修場所へ移動、早速始まります
急斜面下降や負傷者の移動、応急手当法
各班異なるテーマに手の対処法です。夕暮れ時のビバーク
八王子城山山頂及び友人ポイント、八王子城本丸跡にての各班の行動です
各班には山岳に関する問題が提出されます。4択問題は皆さん協議の元答えを出してもらいます
御主殿跡に設定されたゴールにて担当者より最後の問題提出
閉会式では本日のまとめとしての評価がされました多くのことを学んだ実技研修に市民を含め皆さん大変満足され喜んでいただけました。参加者のみなさん大変お疲れ様でした。これからも事故がない山岳活動を大いに楽しめますよう念じています。
会長 熊谷 博
8月25日(日)毎年恒例の暑気払い、バーベキュー大会を裏高尾にある当会及び新八王子山の会共同所有の山荘にて大勢の参加者をもって盛大に開催されました。この行事は各自夏山を楽しみ、無事終えたことへの感謝、会友元会員などを含め全会員が山荘に集いバーベキューを楽しみながら暑気払いをし、会員総合の懇親会を実施することにあります。
又内容としては山荘周辺の整備もし、会所有の火器類、テント、ロープ、ビーコンなどの点検、正しい使用法の指導、オークションなど多岐にわたりますが心配された天候も何とか持ち、楽しく有意義に予定よりオーバーするほどの盛況ぶりでした。準備を段取り良く熱意をもって取り仕切った山下副会長、大久保さんをはじめ買い物準備や装備運搬、当日の差し入れなど多くの協力者に感謝いたします。
当会としては年に一度、8月下旬に決まって「暑気払い、バーベキュー大会」を全員参加で実施しています。山荘整備、装備点検、機器の使用体験、山話会などフルスケジュールですが山荘がなければできませんし、会員は原則いつでも使用可能ですので今後もっと使っていただきたい。
ここで山荘のことをちょっと考えてみましょう。
創立者の建設時会長だった城所氏は山荘建設に関わるさまざまな苦難を会員説得にあたりながら強い信念のもと、「山荘建設は山の会建設そのものである!」であると説き、強い指導力のもと完成させたものです。昭和39年9月13日完成、建設費702882円、会員延べ作業人数310名、専門職人14名、当時の月給料は20000~30000円ぐらいですから、今の金額で500万円以上でしょう。私は入会3年目から役員を仰せつかりそれらの話をたくさん聞かせていただきました。その後15周年で約25万円、20周年で164万円の浄財と多くの会員作業によって現在があります。
今は時代の流れと共に会員の会帰属意識も昔のようにはいかないでしょうが山の会活動とは言うまでもなくこれらの活動を含め、市民登山や岳連協力、関する集会すべてをもっていうのです。そのことを忘れてはいけないし、言ってみれば山の会の伝統であり守っていかなければならないことなのです。
40年以上八王子はもちろん他の山岳会もたくさん見てきて、浮き沈みが激しい山岳会ではありますが「新八王子山の会」、「八王子山の会」共に20数年前の停滞期を除いてはある一定の変わらぬ会員を抱え、活動ができていることはそこに「山の会の創立理念」が生きていることに他ならないのです。山の会だから山にさえいければよいなどというのは正に愚の骨頂であります。山の会を語るときこのことを忘れるわけにはいきません。
山の会には法人格がないため創立者の遠藤氏が高尾山と契約者になっています。将来のことは予測が難しいのですがなるべく長く大切に使っていければと思っています。
会長 熊谷 博
8月11日~15日の5日間、昨年の北ア黒部源流赤木沢遡行に続き本年も同山域に入った。 Lを斎藤氏、メンバーは私と山下氏、鷲林氏の4名でもちろんテント泊だ。3名は昨年のメンバー気心はもちろん体力も性格も?十分に承知している安心できるメンバーだ。
前夜八王子を熊谷車で19時に出発、翌日12時30分ごろ新穂高まで入ったが駐車場は大変な混雑だ。係りの支持を受け車を止めて テントを張り就寝についた。夜空が明日の好天を約束してくれた。