6月2日 夏日の稜線歩きにいささか不安も抱きつつ出発。御殿場から路線バスに乗り「乙女峠バス停」で下車して登山道に入る。30分程で乙女峠。御殿場の街並みが見え、硫黄のにおいが漂ってくる。乙女峠からは、噴火の時代を思わせる岩が登山道に現れる。かつ急登でもある。
頂上が近くなると金時神社からの登山道と合流しにわかに人が増えた。
にぎやかな山頂で念願のキノコ汁を手にする。正面に大涌谷の白い煙が見える。
ここから明神ケ岳へ。急な下りが続いた後、前方に台形状の山の連なりが見えてきた。登山道が再び登りとなり、ふりかえると金時山が遠くに見える。箱根山の外輪山の稜線を歩いているのがよくわかる。平坦な稜線歩きの区間はごくわずかだった。
明神ケ岳の頂上直下は、すぱっと切り取ったようなけわしい斜面が樹木の生育を拒んで切れ落ちている。午後になり霧が出てきて涼しい中を宮城野へ下山。温泉に立ち寄り帰路についた。
青野 記 写真-小寺
小さな道標がありました
| |
金時山山頂 | |
芦ノ湖の湖面が鈍く灰色に光っている ずいぶん山の上の方にあり、箱根山の堰止湖なのがわかる | |
後ろに金時山がみえています 鋭角な山の形に急な登りが続いたはずと納得でした | |
笹の道の途中で黄色が鮮やかでした 登山道のあちこちで見かけました |