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雪上研修を平標山、仙ノ倉山にて実施

 3月23日~24日と年間計画会事業である雪上研修を上越平標山・仙ノ倉山を舞台に6名の参加によって実施しました。

昨年は鳳凰三山にて行ない過去には北ァ唐松岳、富士山、北ァ遠見尾根、谷川岳、八ヶ岳など毎年場所と内容を変え変化を持たせていますが参加者が固定、限定的になっているのがさみしい感じです。しかし参加者は意欲満々係にも力が入ります。予定では上越という積雪が多い地域柄ラッセル、雪洞工作など予定しましたが、1週間ほど前よりの思いもよらない暖かさによって変更を余儀なくされましたが、視界20メートル、風速20メートルの中での稜線の行動など貴重な体験をすることができました。


 前日午後9時八王子を出発、関越道より17号に入り「かぐらみつまたスキー場」の駐車場に入り暖房の効いた仮眠室に休ませてもらい、6時30分平標山登山口駐車場に入る。山梨より来た和唐氏と合流。

24日午前8時20分、体をほぐして元気に出発。


別荘地を過ぎ、除雪のない林道を生きます

積雪期の平標山登頂は元橋からだとヤカイ沢をつめかなり上部に行ってから右の尾根に取り付くか、夏道登山口付近から左の尾根に取り付くかどちらだが私たちのパーテイは研修山行の意味から時間が」かかるかもしれないが尾根末端から取り付く、もちろんトレースはない。

ここ1週間ぐらいの暖かさによる気候で急激な雪解けによってわかんなど全く必要としない。アイゼンも必要なく快適にすすめる

 


気持ちの良い尾根、天気もすっかり良くなってきた

積雪は2.5~3mはあったはずだが少ない、左側は底雪崩になったあとだ

右上が平標山山頂でここから10分ぐらいだ。適当な場所を見つけて幕営作業、積雪は1.5メートル、テント場づくり、まず1m掘り下げブロックを積み上げる。完璧なテントサイトが完成


すぐ左側に雪洞工作、下に笹が出てきたので荷物置き場とする。風もなく日差しが暖かく感じる

テントサイト、雪洞、トイレなど全て完了、しばし歓談

平標山山頂、雲海が美しい、右の山頂があす登頂予定の仙ノ倉山田だ。のんびりと雪山の遠景を楽しむ

24日、AM4時10分起床、夜半からの風とガスは止む気配がなく視界は20~30mぐらい、通常なら停滞かしばらく様子見というところだが今回はこの程度は織り込み済み、特に不安はないので予定通り出発だ

 平標山より仙ノ倉山への稜線に出ると風は一段と強くなり視界も20mと悪くなり登山道も慎重に確認しながらすすむが山頂数百メートル手前の小ピークにて断念、まともに歩くのも困難で風速20mはあろう。またからだの衣類につく水分が瞬く間に凍り、体中バリバリだ。これから先はリスクも高くなるし体力も一段と消耗することになる。ゆとりがあるうちに引き返す。

 メンバーは大変な思いだろうが満足気だ。和唐氏はガッツポーズ、

ヤッター!・・・。


 再び平標山にもどり一安心、体中に付いた氷がその凄さを物語っています。

皆さん頑張りました!!


 テント場到着、ガスは以前晴れないがゆったりと落ち着きました

 気温は特に低くはなく氷点下ぐらいであろうか?でも寒い

 テント撤収をします

 雪のブロックはおおいに役立ちました

 テント場をあとに元気に下山

 登った尾根のとなりを下山、つまり夏みちのすぐ左の尾根だ。ここは積雪が多い。2mはあるだろう。

霧氷がうつくしい


 2日間の思いを胸に下山、もう空は青空だ

や~ま~よー さよなーら  ごきげん~よろしゅう~~

  
 無事予定通り登山口下山、着替えを済ませ「駒子の湯」に入湯後起王した

 ラッセル、雪洞工作など条件はベストでなかったが、ロケーションの良い山頂直下でのテント設営と生活、濃いガスと強い風の中での安全を確認しながらの行動体験はこれからの山行に大いにプラスになる筈だ。登山活動はなによりも経験だ第一、これからも安全を確保した上での積極的な行動をしていこう。厳しさもあったが楽しく充実した山行であった。                      熊谷  博記

 

 コースタイムー23日駐車場発8:20ー末端尾根9:10ー尾根上9:52ー稜線13:18ー幕営地13:45

          24日テント場6:10ー仙ノ倉手前ピーク7:30ー平標山8:28ーテント場8:44ー下山開始10:25ー駐車場12:55

 

 費用ー自家用車使用、交通費約4500円、食料費約1500円 、入湯費500円(一人当たり)

コメント / トラックバック 2件

  1. 新八NOAH より:


    土曜日の平標山はずい分良い天気だったんですね。 我々の登った日白山は少し標高が低いので山頂はまだ雲の中で、残念ながら展望はありませんでした。 写真から雪上研修らしいきっちりとした雰囲気が伝わって来ました。

  2. taro-san より:


    春山の気象変化の激しさを改めて感じさせられました。
    平標と仙ノ倉の間はさほど難しい箇所もなく・・・、万太郎や谷川連邦の雄姿を眺めながら楽しく登れた筈なのに・・・、文字通り「アイスマン」状態になるとは考えても見ませんでした。視界が20m程度、風速が20mを越える状況下での、積雪期の行動は非常に貴重な経験となりました。   y.motoki
     



     

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