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4月7日～8日、上越の荒沢山、谷川岳山行を企画実施しました。前回の雪山（3月鳳凰三山）では予想以上の積雪、新雪に阻まれ鳳凰小屋までにて時間切れだったので、その後計画は甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根であったが例年より多い積雪、メンバーのの実力では厳しい。やはり雪山の山頂を踏んでほしい。急遽変更、上越・荒沢山、谷川岳とし、目的を①安全登山の実践　②雪山山頂の登頂とした。

	前夜、八王子を出発、水上町道の駅にてテント泊、早朝再び関越道に入り土樽駅前に入った。高速道の下に駐車
	魚野川の橋を渡り左を行く、やがて別荘らしき小屋があり、そこより尾根に取りつく。さあー元気よく出発だ！
	積雪1，5メートル、先行パーティがある。
	小雪が降っておりトレースも消えがちだ。普通なら撤退か？の判断になるが今回は心構えと準備は十分、不安はない。
	山頂数百メートル手前付近より風雪となり、岩場を回り込むところがあり安全第一、ロープをセットする。全員通過して係りも笑顔？だ。
	荒沢山山頂、ピッケル頭を利用してセルフにてシャッターをきる。風雪のため視界は数十メートルだ。
	山頂付近はやせ尾根、メンバーは満足だ
	以前風雪は変わらない
	岩場の下山は慎重に見守る
	時折太ももまで入る
	雪庇の張り出しもある
	多少時間があったのでスタンディングアックスビレイによる確保、安全通過方法を指導実践した
	なんでも経験が第一
	下山後、水上町「湯テルメ」にて入浴、再び道の駅にてテント泊、今日の楽しい山行を振り返って夕食は盛り上がりました。
	乾杯！！
	8日、道の駅テント撤収後ロープウイー駐車場にはいリ、往復2000円のリフト券にて一挙に天神平らだ、積雪は4，1メートル例年より多い。雲はあるが今日は好天が望めそうだ。
	天神尾根上にて最初の一休みだ。今日はツアー客を含めて登山者は多い。全体で100名は超えているだろう。
	前日降った雪にて正に一面の銀世界、紺碧の空だ！！日焼けが心配
	難なく予定通りの時間で谷川岳山頂、まさに快晴そのものだ。数十人の登山者、スキー登山者、ボーダーも何人かいる。
	オキの耳方面、いつもならここより東尾根のトレース、登山者を見ることができるがさすが今はそれがない。雪崩の危険100パーセントのはずだ。
	万太郎山方面、大展望だ！
	登頂後、全員にて。ここの背景がロケーションとして一番よいところだ。
	満足心で下山です
	天神尾根で危険通過はここだけです
	天神尾根リフト上方面
	熊穴沢頭付近快晴、風なし、のんびり下山だ
	リフト上到着、みなさんお疲れ様でした。
	風雪の荒沢山登頂は厳しいながらも確実に安全に、快晴無風の谷川岳は心もかろやかにのんびりと、２日間で対照的な雪山登山をこなすことができた。

７日の荒沢山は悪天が予想されていたが十分に織り込みずみだ。事前の下調べ、装備を含めた準備、メンバー、私自身にまったく不安はない。展望こそまったくなかったが安全を担保されている中での行動であるとはいえ貴重な体験、今後の山行に十分に生かされるはずだ。

谷川岳も例年なら雪も汚れぐずぐず雪であろうが今年は積雪も多いし前日３０センチ以上降っているため真っ白だった。会の実力状況、メンバーを考えると山域、ルートも今後はレベルを落とさざるを得ない。しかしながら確実に安全を確保しての雪山は十分に可能だし、雪山にだけある苦労、楽しみはなにものにも代えがたい。

６日ー八王子発午後９時、水上町道の駅午後１１時３０分テント泊

７日ー道の駅７時ー土樽駅７時５０分～８時１０分ー荒沢山１１時４０分（休み３回約４０分）～４８分ー土樽駅１４時

８日ー道の駅７時ー天神平７時５５分ー谷川岳１１時４５分～１２時３０分ーリフト上１４時

湯テルメ５５０円２回入浴、　　参加費用９３００円（交通費、食費、リフト代、湯代）

会長　　熊谷　博