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山の会OBにて宮城蔵王へ

山の友よいつまでも!を合言葉に30数年前7名にて伊豆へ旅行へ行ったのが始まりでした。以来共にザイル(当時の呼称)を結んだ仲間、雪山にて風雪と戦った仲間、土曜日の夜、沢登の前日に沢にて酒を酌み交わし大いに議論した仲間たち、当時は毎年10~20名ぐらい入会しても活動が厳しく、1年で半分以下、3年で数人、5年も継続して活動できる人は1人か2人ぐらい、そんな仲間を大切にと思い、ひとりひとり気の合った仲間によびかけいつの間にか16人のメンバーが毎年新年顔合わせ会と6~7月に山と温泉をたのしみに全国を訪ね、すでに30回、32年になります。メンバーには創立に近い2期、3期、5期会員もおり元チーフリーダーや役員として功績のあった人ばかり、58歳から73歳になりましたがみなさんとても楽しみにしてくれています。今回は東北被災地のためにと慰霊登山の気持ちを込め、宮城蔵王としました。7月10日~11日登山

P7100001  八王子午前6時前に集合、大宮より新幹線にて白石蔵王下車、すぐレンタカーにて蔵王刈田峠着、すでに11時過ぎ、駐車場はいっぱい、やむおえず道路でじゃまにならないようにP,もちろん駐車禁止場所ではない
 P7100005  好天の中、懐かしい話やら、よもやま話をしながら・・・
 P7100007  いまでは毎年この登山だけという人もいれば毎月高尾山あたりにトレーニング?している人、夫婦で毎年5,6回行っている人などいろいろ
 P7100025  屏風岳到着、数人はリタイヤ、時間切れでここより戻ります。こんなものでもだいたい満足です。
 P7100033  小雨、暑い雲など目まぐるしく天気は変わりましたが全員でお釜見学のころ、雲がサーッと晴れ大展望となりました。
 P7100060  青根温泉、老舗旅館の「不忘閣」にて湯上り後地酒「蔵王」を飲ませていただきました。ゆったり楽しいひとときです。
 P7100074  懐石料理をごちそうになりながら、それぞれ30年間の思いを語り始めると止まりません。今ではみんな仲が良く誰一人苦言や文句を言う人はいません。
 P7110079  仙台伊達藩の殿様が宿泊していた部屋を見学、説明してくれました。
 P7110111  11日(月)、メンバーの希望もあり石巻市の被災地を視察、街の道路は未だに冠水のまま、ガレキもかたずけておらず、向こうにはアパート、もちろん人はいません。その向こうに廃車の山とガレキの山、さらにその向こうが海です。
 P7110115  門だけが残っている住宅、家があり家族が幸せに生活をしていたはずだ。みなさん無事でいることを願わずにはいられない。
 P7110119  おお通りの面した店舗跡だ、なんのお店だったのだろうか?オーナーが不屈の思いで看板を立てペンキでメッセージを残したのだろう・・・。こころより応援したい。
 P7110120  青葉城見学後、仙台駅より新幹線にて予定通り7時帰王した。

コースタイムは特に記すほどではないので省略する。JR&レンタカーにより新幹線料金は乗車券2割、特急券1割引き、1人当たり約2万円、宿13500、保険、食事、他で48000円の会費。遠くは名古屋の山崎氏、茨城の萩野谷氏、都内の鳥山氏は毎年参加だ。メンバーとはOB会(ハッチョー会)にて30年それ以前の現役時代よりのからの付き合いを含めるともう40年になる。

今は「新八王子山の会」に籍を置く八王子山の会創立者・初代会長城所氏は50年前、創立の目標として「・・・・友情と信義については特にこれを重んじ、会員が長い人生に於いて精神的よりどころとなる良い山岳会を作り上げること・・。」と明確に掲げている。リーダークラスでも30そこそこ、一般会員はほとんとが20代全般、血気盛んな年代に数十年後を見通したこれらの目標の元、会運営をしてきたことを30数年前の現役役員のころよく聞かせていただいた。信念が正しかったからこそ50年経た今でも「新八王子山の会」とともに発展をし、継続して活動ができてきたことを疑わないし、会を思い語るとき忘れてはならないことである。

これからも創立精神をしっかりと引き継ぎ、多くの市民が健康的で仲間づくりが安全、安心のもとできるよう努力をしていきたい。                   会長 熊谷 博

 

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