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新穂高温泉から双六、水晶岳へ

 2018年4月28日~5月1日 単独、冬季開放小屋2泊ツェルト1泊で山スキーにて水晶岳(黒岳)2986mを往復して来ました。                    ( Washi 記)
↑三俣蓮華岳から望む黒岳              ↑三俣蓮華岳から望む黒岳
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/28 都庁地下駐車場発(前夜23:00)⇒新穂高温泉6:00→ワサビ平8:00→鏡平手前2200mから南面を弓折岳へ12:00→弓折岳15:40→双六冬季開放小屋18:30
4/29 小屋6:30→双六岳7:50→三俣蓮華岳9:20→鷲羽岳15:10→水晶小屋手前2800m窪地17:00
4/30 窪地4:50→水晶小屋5:30→黒岳6:30→窪地8:30→鷲羽岳11:10→三俣蓮華岳14:30→双六冬季開放小屋17:00
5/ 1 小屋6:30→双六谷を滑降し2250m付近で大ノマ乗越へ8:10→大ノマ乗越10:20→小池新道入口の橋11:50→新穂高温泉14:55⇒平湯温泉BT 15:30~18:00⇒松本IC⇒中央道深大寺バス停22:10
(概算交通費)
登山バス毎日アルペン号 都庁⇒新穂高温泉@8,500、新穂高温泉⇒平湯温泉BT@890、平湯温泉BT⇒中央道深大寺バス停@5,430、 計14,820円

春山でこのルートをスキー登行するのは今回で6回目。
弓折岳の尾根へは500m上がるのに4時間以上のきつい登りだが天気が良いのが救い。

 

双六小屋は2007年4月26日以来春山の営業はしていない。最近は軽量進化したテント泊の人が多い。washiは冬季小屋を使わせて頂いた。
4/29今日は右に見える鷲羽岳を越えて水晶小屋あたりまで進む予定。

双六東面の滑走路の様な平原は氷帽氷河の凍結破砕作用で岩屑化したと考えられています。
荒涼とした平原は空が近いせいかどこか別の惑星を歩いているようです。
水晶岳への尾根では山スキーは使わないので、鷲羽岳山頂に板をデポして終始アイゼン無しで歩く。
岩苔乗越から黒部川源流を振り返る。
夏山で人気の烏帽子岳から登る裏銀座コースは水晶小屋が分岐点で槍ヶ岳を目指すので水晶岳やその先の赤牛岳を訪れる人は少ないです。
水晶小屋手前の尾根は東の湯俣川側は切り立つ崖だが、西側は雲の平の台地に面しているためか、なだらかなので荒天視界不良時は目標物なし要注意。
時間切れで今日の行動はここまで。
窪地には雪解け水が溜まっている。
4/30 朝焼けに染まる鷲羽岳(5:07)
朝の飛騨山脈南部
最難関の崖は雪が詰まっている。
水晶岳山頂。1991年10月24日に読売新道から登って以来の再訪。
山ふところにただ独り
水晶小屋の向こうには黒部湖が遠い。
水晶小屋の南側尾根は広く平坦。
思い返せば・・・
2006年5月2日にasaiさんと赤牛岳目指して来た時はこの尾根で吹雪に道迷い、雷雨のなか窪地にビバーク。稲光がテントに映るなか怯えて一夜を過ごした翌日、窪地は雪解け池となりテントは水の中。降り止まぬ雨のためテントを湯俣川側の比較的安全な雪庇の切れ目に移して停滞。結局赤牛岳はあきらめて下山した想い出の地です。
過去、鷲羽池にスキー滑降したこともありました。
三俣山荘の向こうに鷲羽岳
5/1下山は双六谷を滑降し大ノマ乗越へ登り返す。
北斜面なので雪質は良い
大ノマ乗越から秩父沢を滑降して下山。
南斜面なので雪質重くスキー板への抵抗あって脚がパンパンに疲れる。
小池新道の春                                             

 

コメント / トラックバック 1件

  1. taro-san より:

    Washiさん・・・・偉大な挑戦者ですね!
    そのとき、その時の心理状態が良く伝わってきます。
    誰も真似は出来ません!
    「素晴らしい・・・・」のひと言。
    でも、いつまでも冒険は出来ませんね、ご家族と仲間達のためにも。
                         taro-san より

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