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上州武尊 雪山研修山行

2月11日、上州武尊岳へ雪山研修山行に行ってきた。当日の天気予報は荒れ模様、風雪の中の研修となった。6時過ぎに八王子駅南口を出発関越道を沼田ICまで行くが、途中渋滞に捕まる。また川場スキー場の駐車場も第1~4まで満車、かろうじて第5駐車場に停められた。
  ということでリフト2本を乗り継ぎ、出発点に到着したのは12:30。おそらく剣が峰くらいまでが限度と思った。また登るとすごい風、そして視界は恐らく50mくらいだったろうか。まずはアイゼンを着けず登り始める。西峰目指すが途中、2~3パーティーが撤退してくるのとすれ違う。昨年快晴の中の武尊とは全くレベルが異なる山になっていた。稜線の両側は滑落すればほとんど止まらない斜面、アイゼンを引っかけないように、慎重に歩く。また途中の急斜面の下りはロープを使い確保しながら下りた。西峰ではピッケルを使い耐風姿勢の取り方を学んだ。西峰から少し行ったところで時間的に限界になり引き返す。
 下山時は全くトレースも無くなり、方向が分からなく道を外れてしまう。最後尾の会長から声がかかり、道違いに気づく。往路を行くとき良く確認しておくことと注意された。下山道では滑落停止訓練を何本か行う。初めて行う会員もいて戸惑いながらもなんとか止まれた。強い風と視界が効かない中、貴重な体験ができた雪山研修であった。

矢崎 記

 
 滑落停止訓練を終えて雪まみれ
 リフト2本乗り継ぎ出発地点に到着。
まだ余裕があるメンバーだが。。。この後緊張の連続となる。 
 剣が峰目指し登山開始です。
先が見えません。
  
 ロープで確保し、ピッケルを使い下降する訓練をしました。
全員難なく下降しました。
  下降後ホッとするメンバー。
 時間切れにて途中から引き返す。
厳しい気象条件の中でもキチンとした装備と、確実な技術を身に付ければ、安全山行が可能な事を実感した。

コメント / トラックバック 6件

  1. yumi より:

    矢崎さんブログありがとうございます。
    会長、貴重な体験をさせていただきました。これも「安全」が確保されているからですね。
    女性陣はロープワークしながら「お代官さま、もうこの辺でご勘弁を」とつぶやいていたのが会長の耳に届いていたでしょうか(^^
    今後ともどうぞよろしくお願いします。

  2. iwa より:

    下山時トップがトレースを見失った時、会長の適切な判断、流石と敬服しました、まだまだ修行が足りません、ご指導をお願いします。

  3. 熊谷 博 より:

     数日入山の場合の悪天遭遇ややむなき場合の悪天行動、好んでの悪天行動はありませんがそれらを十分に意識しての体験学習(行動)は今後の山行においてどれだけ自信がつくか、これから必ず活きてきます。
    何でもないところがその時の気象条件により一変することを学び、目指す人はそれらも克服しなければなりませんがそれでなくとも裏表、陰陽、明暗すべてに相反することがあるように両面、両側を見て自然、山に対しての認識を幅広く考えられるようになっていただければ嬉しいです。十分な経験者の元、確実な安全確保と納得する十分な説明も不可欠なことは言うまでもありません。あと2,3回の経験であのくらいの天候なら十分に自信をもって山頂に立てるかもしれません。行ってみましょうか!
                                    会長より

  4. 矢崎 進 より:

    厳しい気象条件の下、なかなか経験のできない研修だったと思います。勉強になりました。
    昨年の快晴の武尊と全然レベルが異なる山になり、緊張を強いられそして歩く技術を要求される
    中適切なご指導をありがとうございました。 今後も継続してお願い致します。

  5. toshi より:

    矢崎さま
    ブログありがとうございます。
    会長の適切な指示や皆様に安全確保していただいたお陰で、悪天候の中でも剣ヶ峰まで行けたことは、貴重な体験だったと思います。
    これからもご指導よろしくお願いいたします。

  6. miyu より:

    矢崎さん、自分ではカメラを取り出す事すら出来ない悪天候の中、写真を撮りブログにあげて頂きありがとうございました。
    私もロープワークをしながらyumiさん同様「もう勘弁して下さい〜」と呟いていましたが、貴重な経験をさせて頂きました。
    会長、ありがとうございました。益々山にハマりそうです。

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