5月28日(土曜日)に京都・北山山系の一つ、「魚谷山」(いおだにやま)816mに登ってきました。
叡電二ノ瀬駅~夜泣峠~貴船山~直谷~今西錦司氏レリーフ~柳谷峠~魚谷山~滝谷峠~奥貴船~貴船神社~貴船口駅
北山一帯は芦生原生林にあたり、人の手が加えられていない太古の原生林がそのまま現代に残されていると言われております。事前の情報収集ではルート途中に沢や岩場などがあり、足場が悪い・・・、道迷いが多い、上級者向け・・・などと書かれてあり、ちょっと構えて入山しまが、一度も迷うことなく下山しました。
この日は土曜日とあって、意外にも4組ほどの登山者に出会いました。皆さん地元京都の方のようでした。
「魚谷山」は登山家・探険家として著名な今西錦司氏や第一次南極越冬隊副隊長の西堀栄三郎氏などとゆかりが深く、山中いたるところにその足跡が残されております。柳谷峠へ向かう登山道脇には西堀栄三郎氏が建てた山小舎「北山の小舎」の跡を示す立派な案内板が有り、雪山賛歌に歌われている「煙い小舎」とはこの「北山の小舎」のことだと・・・、記されておりました。また、その近くには岩にはめ込まれた今西錦司氏のレリーフもありました。
北山の小舎を足場としてこの山域一帯を日頃の訓練コースとしていた、旧制京都一中山岳部や京都大学山岳部からは多くの登山家や探検家を輩出しています。
by motoki
「北山の小舎」跡近くにある今西錦司氏を記念するレリーフ 1994年に日本山岳会京都支部が設置したとあります |
あとがき
個人山行ではありますが・・・、自然だけでなく文化や歴史にも触れることが出来る、他とは違った京都・北山の山歩きを紹介させて頂きました。
北山山系は一度は行きたいと思っていたところでした。
西堀栄三郎、今西錦司岳人たちが遊んだ山でしたか。
杉山が美しいと聞いていました。