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熱海岩戸山~十国峠~来宮温泉へ

 12月16日(土曜日) 湯河原駅から熱海の岩戸山~十国峠~来宮神社~熱海駅まで、約17kmを11名で歩いてきました。千歳橋を過ぎ岩戸山ハイキングコースに入り、朝からの好天で汗ばむなか舗装された道を登ると、両側がミカン畑の農道に変わり、ミカン畑越しに相模湾が陽光に輝き、初島と大島がシルエットになって見える。やがて登山道に変わりしばらく歩くと車道と合流し、保養施設のある広い道を登ってゆくと岩戸山への登山口があり、40分ほどで岩戸山山頂に着く。頂上は見晴らしが良く海が目の前に広がっている。眼下には真鶴半島、初島、遠く伊豆大島も見える。海からの強い風を避けて、藪の陰で昼食にする。
 東光寺を経て十国峠まで足を伸ばしたが、広々した芝生の峠は相変わらず強い風が吹き抜けている。残念ながら富士山は雲に隠れて見えない。下山は強風を避けて姫の沢公園内を抜けて車道に出た。来宮温泉の旅館が立ち並ぶ急な車道を下りてゆくと、やがて来宮神社の脇に出る。山の安全のお礼にと参詣する。樹齢2千年以上と言う「大楠」に驚く・・・! この後、大きなホテルの日帰り温泉には目もくれず、昭和の熱海が生きていると言う木造の温泉宿に直行する。帰りは熱海駅からほど近い干物屋さんに立ち寄り、トロあじや金目などを土産に帰王した。 年末を飾るのにふさわしい山行であった・・・。

taro-san 記 

岩戸山山頂で 海からの凄い強風のため、藪に隠れて昼食にする。
千歳橋を渡るとすぐに「海光山潮音寺」の入り口がある。
ここが、登山道入口。
コンパスを使い目標の方向をセットして出発!
 登山道(農道)の両側にはミカン畑が続く。
ちょうど収穫期で農家の方が収穫作業をしていた。
ミカン畑越しに相模湾が陽光に輝く。
初島が意外に近い距離に見える。
思わず童謡の旋律を口ずさみそうな雰囲気・・・。
舗装されたミカン畑の道を登る。

ミカン畑の中の農道から登山道へ。
途中何本もの倒木が有り、登山道も荒れていた!
岩戸山を目指す。

 やがて岩戸山に着く!
山頂からは真鶴半島、初島、遠く伊豆大島も見える。
また、遠く天城連山が望まれた。
 十国峠で
富士山は生憎と雲に覆われていた。
強風に煽られ・・・、早々に来宮温泉をめざして
下山を開始する。

塔ノ岳~丹沢山行

12月23日~24日にて今年最後の丹沢縦走山行を計画した。1日目はヤビツ峠から登山開始、晴天の中右に大山、左に富士山、南アルプスそして後ろには相模湾に見守られ一同楽しく登る。表尾根は天気が良いととにかく展望が良く、本当に気持ちの良い尾根歩きができる。二ノ塔、三ノ塔、烏尾山と登りここでお昼休憩。その後行者ヶ岳を通り過ぎると鎖場の下り、鎖場初体験のメンバーは緊張したが、しっかり下りた。塔ノ岳には14:00到着、早速夕食のおでんパーティーの準備にとりかかる。皆で持ち寄ったおでんの具をぐつぐつ煮込み、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーのフルラインアップで楽しく盛り上がる。翌朝は1日目と打って変わって強風とガス、真っ暗な中丹沢山を目指す。途中ゴーゴーという風の音に、引き返す事も考えながら登った。丹沢山頂でもすごい強風とガス、   この先の岩場や蛭が岳までの長~い階段や姫次までの長い道のりを考え、計画変更し塔ノ岳に戻った。尊仏山荘で甘酒を頂き一同、ホットする。下山は大倉尾根を下り、大倉バス停には12:20に到着。平地はとてものどかなお天気でびっくり、やはり山の天気というのは容易ではない事を痛感。しかし今年最後の山行に一同大満足の表情であった。                 矢崎 記

三ノ塔

 表尾根登山口です。今日は快晴、皆のテンションも最高潮です。 
  尾根を楽しく登ります。振り返ると相模湾が
江の島や大島、初島なども見渡せました。
  ニノ塔に到着、今日は南アルプスも良く見えます。
  尊仏山荘で、おでんパーティーの始まり、はじまり~(^^)/
  入会したばかりの知見さん、彼の事は今後
あっちゃんと呼ぶことにしました。
  いつもながら素敵な夜景です。前に控えるのは
大山です。
  翌朝は一転して、強風にガスガス、、、
ヘッデンを灯して丹沢山に向かいます。
  丹沢山頂に到着、相変わらずの強風にガスです。ここでしばらく行くか戻るか思案。結局
撤退を決断しました。
  塔ノ岳にもどり一同ほっとしました。
  下山は大倉尾根を下りました。東野までの縦走は叶わなかったけれど、楽しい山の仲間と一緒の時間を共有でき、最高の山行で今年を締めくくれました。 山の神様に感謝します。

忘年山行 石老山~石砂山~やまなみ温泉へ

12月3日 恒例の「忘年山行」が実施された。今年は中央線沿線の山から倉岳山、九鬼山、扇山、石老山、高川山の五山を選定し、各山6名づつに分れて登り、高尾駅近くの居酒屋に4時半集合と言う企画となった。
こちらは、五山の一つである石老山~石砂山を登ったパーティからのブログです。

石老山~石砂山縦走コースは、標高こそ600m前後であるが、今回は敢えてバリエーションルートを選んだこともあり、アップダウンが多いうえ急な斜面は落ち葉が積り非常に滑りやすく、なかなか気の抜けない、タフなコースだった。その分、美しい紅葉と静寂に包まれ山は自分たちだけの贅沢な時間を与えてくれた。
「やまなみ温泉」でゆっくりと温泉につかり、汗を流してからのビールはまさに天国の心地でした・・・!

taro-san  記

石砂山から川上ドッケへの登り
落ち葉の下には木の根や転石、倒木などの障害物が沢山!

山の中腹にある石老山顕鏡(けんきょう)寺
寺の縁起が書かれた説明文によると、この寺は千数百年前、貞観時代の創建と書いてある。
もちろん鎌倉五山より遥かに古い。
下山してから柳原白蓮がここ顕鏡寺に葬られているのを知った。

       

石老山(せきろうさん)山頂で
顕鏡寺から石老山までは普通の登山道を登る。
石老山は大昔の海に地層としてたい積した礫岩が至る所に分布して、 巨大な奇岩や怪石が其処かしこにある。 

       
石老山からの富士
生憎と山頂はすっぽりと笠雲に覆われている。
「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」と言われている。
果たしてどうだろうか・・・?

石老山から牧馬峠を経て石砂山へ
このコースは地図にはルート表記がない。
深い落ち葉にも邪魔をされ、ルートの判別に一苦労する!


石砂山(いしざれやま)山頂で
ギフチョウ の生息地として知られ、4月上旬ころ、晴れて無風の状態になると、どこからともなく春の女神・ギフチョウやキアゲハが山頂に飛んでくるそうだ。
紅葉のこの時期ではちょっと想像するのも難しいのですが・・・。
石砂山から川上ドッケへの急な下り
木の根や石が落ち葉に隠されていて、油断が出来ない。
予めポイントして来たGPSの助けを借りながらの下山となる。
最後は藪漕ぎとなりようやく川上に着く。

 今回の忘年山行では5山共56・57期入会の新しい会員が中心となって、山行計画の作成から山行実施、各山行報告まで、一通りをやって頂きました。計画書の作成は初めてと言う会員ばかりです。幾度かの修正や加筆を通じて山行計画の重要性が理解出来たのではないでしょうか。
 また山行実施では参加者と言う立場とリーダーとしての立場の違いを実感できたことと思います。今回は経験豊富な会員がメンバーの中に加わっており、何かとアドバイスもあり、非常に良い経験をされ、大きくステップアップできたと思います。今後は自分で行きたい山を提案し、自分で山行計画を立て、違った形で大いに山行を楽しんで下さい。

[コースタイム] 
   登山口7:10→7:45顕鏡寺→8:40石老山8:50→9:05牧馬峠方向分岐→9:50牧馬峠→11:00石砂山(昼食)11:40→12:10川上ドッケ→13:05藤野霊園→13:30やまなみ温泉♨

 

大桑山

2017.11.29
鈴ヶ尾山北西尾根から大桑山北尾根(個人山行)
中央線に乗って鳥沢駅から猿橋駅の間で左側の車窓に見える山の稜線近くにNTT無線中継施設が見えます。今回はその施設がある大桑山に登ってきた。
猿橋駅から朝日小沢に向けて40分歩くと幡野に着いた。ここから山道に入り先ずは仙元神社を目指す。この社の左脇から踏み跡を見つけ尾根に乗ったことを確認した。静かな落ち葉の積もった道をガサコソの音を聞きながら上がって行く太陽の光がやっと届き紅葉が生えてきた。九鬼山が望まれると幡野山に着いた。続いて鈴ヶ尾山に達し一休みする。富士山の頂上に薄く雲があるが快晴の天気だ。林道の手前の突坂峠には石仏が置かれていた。大桑山へは林道から急坂を難なく登り切った。
昼食後本日の地図読み山行である北尾根へ向けて出発した。左側の鹿除けのフエンスに沿って下った。林道に出たので下降点を見つけ薄い踏み跡に沿って下ったが期待したヤブ漕ぎはなく藤崎バス停に着いた。無人の野菜販売所がありお土産を買って鳥沢駅へ向かった。   

記 山下日

 大桑山山頂で 記念スナップ
  落ち葉の積もった静かな尾根道で陽がやっと射しだしたころ
  鈴ヶ尾山で
三等三角点が設置されていた。
833.9m(大秋日山)

塔ノ岳~ユーシン渓谷~玄倉

10月初旬から始まる丹沢の紅葉もそろそろ中腹からユーシン渓谷に移るとの情報を得て、塔ノ岳より西尾根を辿り玄倉までの20キロコースに挑戦した。渋沢から大倉までのバスの車窓では眩しいくらいの空の青さであったが、塔ノ岳山頂では黒い雲が辺りに立ち込め、300メートル下の水場で早目の昼食時には霰がぽつぽつとまさに初冬の佇まいでした。落ち葉で登山道の判別がつきづらい尾根を下り渓床の河原を横断すると尊仏の土平となる。雲が晴れ、やっと明るい陽射しに開けたユーシン渓谷にほっとする。土砂で塞がれている林道を乗り越え進むと、かつて西丹沢の登山の拠点となっていたユーシンロッジ。白い岩肌に透き通るユーシンブルー (エメラルドがかったコバルトブルー)がキラキラと輝き萌える紅葉とあいまってなんとも素晴らしい。渓谷沿いには岩肌が露出している素掘りのトンネルと長い林道歩きも楽しめた。

山下 正野 記

↑ ユーシン渓谷のユーシンブルー

 (コースタイム)

渋沢駅7:16⇒大倉7:40⇒
大倉尾根第一ベンチ付近8:40~45→
堀山の家9:25~30→花立山荘10:20~25→
塔ノ岳11:05~10→水場11:25~45→
尊仏の土平12:40~50→
ユーシンロッジゲート13:50→
玄倉バス停16:25

 
↑ 塔ノ岳山頂 ↑ 沢を渡り対岸が尊仏平
 
 ↑ ユーシン渓谷の紅葉 ↑ 玄倉川
 

 

 
 ↑ 熊木沢の輝き ↑ 洞門の秋